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学生時代の8月31日は焦っていたけど、大人になると楽しめるようになった


私が覚えている限りの学生時代の8月31日は、もちろん終わらない宿題をしていた。

焦るのは大体30日から。


毎年同じことをしているから、夏休み入った瞬間に終わらせるぞとエンジンかけて、いつのまにか忘れて、最終日直前に、焦る。


毎年のことだから毎年同じような言い訳をして忘れていったけど、今考えたらバレバレな嘘だよね。


2日くらいなら忘れましたで通用すると思っていた私の考え方が本当に子供の考え方だなあと今更思う。

そんな私の28歳の8月31日は、学生時代と同じような過ごし方をしているけれど、焦りがないのは大人だからだろうなとしみじみ思う。

コロナウイルスにより、職がなくなった8月。
焦るところなんだけれど、この時期に焦って仕事を探したくなくて、夫に頼りながら、大人の夏休みを味わった。


最初は学生時代のようにダラダラと夏を味わっていた。
夏休み、何年ぶりやろうな…と数えるのが面倒で、ただ思っただけのことを頭の中でつぶやく。


宿題もない、やらなきゃいけないこともない、ぜんぶ、自分で人生を決められる。


でも、大人になって、ただダラダラと過ごすと、それに飽きてくるし、身体がしんどくなってくる。


やりたいと思うことがたくさんあって、7月末にエンジンをかけて突っ走ったものは、8月に入っていつのまにかガス欠になっていた。


ああ、何年経っても変わらないもんだなあ。

そんな私は先週、1ヶ月で1番しんどい生理週間を家で過ごした。
この日の私は「頑張らないこと」に全力だった。


薬が効いたおかげか、お腹の痛みは朝よりもマシになり、座っていたくなり、座るなら前からやりたかった英語の勉強をしようかな、飽きたから寝ようかな、目が覚めたから読書しようかな、夜ご飯作るまで時間あるからnote書き終わろうかな、と、今までやりたいけどやらなかったことがどんどん消化できた。


生理で1番しんどい日に、頑張らないようにしたら、結果的に頑張っていた。

もちろんゲームのイベントがあるからその周回だってしていたけれど、娯楽って考えるとそれくらい。


お腹痛くて朝早く起きたから15時間くらい何かに取り組んでいた。

この頑張らない週間がとても良くて、今週からはちょっと頑張る週間にした。

でも、あのときよりも頑張らなきゃと思うと、やる気がなくなることがわかり、毎日頑張らない日にしようかなと思った。
そしたらできたときに自分を肯定できる。えらい、すごいって。


学生の頃と違うのは、今焦って何かに取り組むということがないことだ。
やりたいことにやりたいときに取り組める。


エンジンが止まった8月の最初よりも、今はゆっくりだけど、下道で私の人生を走ってる。

7月末は高速道路で飛ばしすぎたのかも。


下道の方が、ゆっくりと、視野広く見える景色がたくさんある。


大人の8月31日は、8月のはじめよりも成長した自分にワクワクした。
だからこそ、9月がとても楽しみなのだ。
9月末はどんなふうに変わるのかなって。


9月から立派なニート主婦になるのだけど、やりたいことが見えるから、その先の道を歩むのがとても楽しみ。


頑張らない日から片付けも、本当に少しずつだけど、取り組んでいる。
今、荷物がたくさんあった場所の床が見えている。


今頑張らない中でも頑張る行動が、目に見えて変化を感じる。


宿題は期限内に終わらせたかったと毎年のように後悔していたけれど、宿題を出さなくてもこんなに人生楽しめる大人になれたから、私はいい経験をして、今を歩めたなあと思う。


もちろん、宿題を先に終わらせるタイプになれていたら、今の私の取り組み方も変わったかもしれないけれど、夏にやれなかったことを悔いるのではなくて、これからやることを進めば、景色は変わる。


明日からの9月が楽しみだ。


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