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嫌いなものと向き合って、人生を楽しくする
子どもの頃、キウイフルーツが嫌いだった。
酸っぱいし、なによりあの種がなんかイヤだった。
弟が苺が嫌いで、あの種が嫌だそうだ。今はどうかわからないけれど。
私は苺が好きだったから、その理由が理解できなかったけれど、私のキウイが嫌いな理由もきっと他の人からしたら理解できないだろう。
そんな私が、今では毎日のようにキウイを食べている。正確にいえばゴールデンキウイだけれど、夜ご飯のときにいつも食べる。
酸っぱいと思っていたキウイは熟したゴールデンキウイなら甘いことを知ったし、いつのまにか種も気にならなくなっていた。
弟も、今なら苺が食べられるのだろうか。
母は、トマトが嫌いだ。
これも中のグジュっとした種が嫌いだそうで。
私は母にトマトをたくさん食べさせられたせいか、トマト好きになった。
50年ほど生きてもトマトが嫌いなままな人生もあれば、私のように嫌いなものが好きなものに変わる人生もある。
それなら私は、嫌いなものを好きになれる人生がいいな。
最近、納豆にも挑戦しようかと思っている。
ニオイから食わず嫌いだったけれど、どこかの立派な旅館に泊まった時の朝食で出て、はじめて食べたけれど、好きにはなれなかった。
それから食べていない。
でも、においがないものや、味付けで美味しくなるものもあることを、調べたらたくさんあることがわかったし、カレーと一緒に食べると美味しいという情報もあった。
納豆は発酵食品で身体に良いものというのはわかっている。だからこそ、食べられるようになりたい。
少しずつ嫌いだったものを克服して、好きなものがたくさんある人生にしていこう。
どうしたら避けられるかではなく、どうしたら好きになれるか。