500作品以上見たアニメの中でダントツ1位に輝いた作品
わたしは今まで500作品以上はアニメを見てきた。
どれだけ見ても、わたしの殿堂入りアニメはカードキャプターさくらとヒカルの碁、これはかなり前の作品だけれど、超えることはなかった。
今回、今まで見たアニメの中でもダントツで、最高傑作第一位に返り咲いたアニメを観てしまった。
それが、「ヴァイオレットエヴァーガーデン」
アニメは全作品見たし、ところどころ泣かされたし、外伝の映画も観た。3回観に行った。
とてつもなく良い作品。だけど1位とまでは言えなかった。
今日、そのアニメのおそらく最後の作品であろう映画を観に行って、順位が変わったのだ。
そして、映画を見てからアニメをもう一度一気見すると、また違う視点で見て、おえおえ泣いた。
この作品は、両親を知らず孤児で育ち、軍人に拾われ、軍人として生き、そのときの上官に感情を教わり、上官から教わった感情を知るために手紙の代筆屋になったところから1話がはじまる。
その上官に彼女は育てられたようなものだった。
悲しいや嬉しい、寂しい、いろんな感情を彼から知り、そして、戦争の最後に彼から「愛してる」という言葉をもらった。
しかし彼女は「愛してる」の感情の意味がわからなかった。
上官とはその戦争の後から会えなくなり、生きているかもわからず、彼女が自ら手紙の代筆を通じていろんな感情を知り、「愛してる」とはどういうことかを学んでいく。
感情がわからない彼女にとっては手紙の代筆はとても大変な仕事だった。
でも、アニメが進むにつれ彼女は成長し、その成長を見るのも親心くすぐられる気分だし、なにより手紙の代筆をするお客さんの話も1人ひとりに大切な人がいて、ストーリーがあって、毎話おもしろい。
とくに10話は誰もが口をそろえると思うけれど号泣。3回見てるけど全部泣く。
京都アニメーションは、誰もが知ってる通り、大きな事故が起こった。
それでも、前を進み、このアニメの映画を完結させてくださった。
映画公開も何度も延期になってしまったけれど、それでも、最高の作品を生み出してくださった。
気持ちは言葉にしないとわからない。
でも素直に伝えられない。うまく伝えられない。
だから手紙で伝える。
そんな人たちの物語がたくさんたくさん詰まっている。
劇場でぜひみてほしい、いろんな人にみてほしい。
観たら、大切な人に気持ちを伝えたくなる。
そして泣く。今回の映画は最初から最後まで泣きっぱなしだった。
そんな映画初めてだ。
今まで映画で泣くことはあったけれど、潤むくらいだし、今回ほど嗚咽をおさえながら号泣した映画はない。
感情移入をしているのかはわからないけれど、ヴァイオレットや他の人物の心情を考えると切なくて、でも胸が熱くなる喜びもあって、わたしが流した涙は全部全部嬉し涙なのだ。
悲しくて泣くことはなかった。
Netflixで全話見れるし前回の外伝映画も観れるので、無料期間でも全部見て、ぜひ映画館へ行って京都アニメーションに貢献してほしい。
そしてヴァイオレットエヴァーガーデンを知ってほしい。
明日も2回目観てきます。
京都アニメーションさま、そして関係者の方たち。
本当にこんなにすばらしい作品を生み出してくださり、ありがとうございました。