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アフタースクール  監督:内田けんじ

何が本当で、何が嘘なのか、誰も信じられない。
待ち受けるのは誰もが予想だにしない衝撃の結末。

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突然訪れる非日常。それぞれの思惑に隠された真実とは?

大手企業に勤める木村(堺雅人)には、出産を間近に控えた妻がいた。
ごくごく一般的な家庭の一風景である。

そんなある日、一枚の写真をきっかけに状況が一変することになる。
その写真には謎の女性と親しげに写る木村の姿があった。
そして翌日、木村は失踪した・・・

大人のおもちゃ屋で働く怪しい探偵の北沢(佐々木蔵之介)は『木村探し』の依頼により、同級生になりすまして木村を追う。
卒業アルバムから情報を掴むために木村の中学校に訪れた時、同じく木村の同級生で中学教師でもある神野(大泉洋)に出会う。
神野は半信半疑ながらも木村探しに同行することとなる。

木村を知る様々な人間に接触する中で、謎の女性が、ヤクザが経営するスナックの元従業員で借金を背負って逃げた人物であるということを知る。
そこでこの依頼には裏社会の人間が関与しているということを二人は悟る。
同時に普段の誠実さとは打って変わって、妊娠した妻を置いて、そんな女と一緒に逃亡したということに、神野は驚き、落胆していた。

かのように見えたが・・・

伏線考察?全く意味がありません!あなたの想像を裏切る笑撃のサスペンス・エンターテインメント。

ストーリーが進んでいくと、徐々に、登場人物のそれぞれの過去があらわになっていく。
途中、木村は最初だけで、最後まで登場しない展開かなとも思いましたが、突然、姿を現し衝撃の言葉を口にする。
真にカギを握るのは、木村か、北沢か、はたまた神野かといった観る人に想像させる仕掛けが随所にあり、
内田監督のすさまじい人称入れ替えトリックにまんまと騙されてしまいました(笑)
加えて、堺雅人、佐々木蔵之介、大泉洋の演技力に終始圧倒されて、登場人物それぞれに過剰ともいえるほど感情移入してしまいました。

一瞬にして包まれた非日常は作りこまれた非日常だったのか。
現実においても、一見偶然に見えることも、案外フタを開ければ必然だったなんてことも往々にしてあるのではないでしょうか。

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