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1/11のゆる〜く気になる記事 世界の気温 1.6℃上昇
日本全国、非常に寒い三連休となりました。こんな寒い日があるのですが、世界の気温上昇が止まらないというデータの記事になります。1/11の日経新聞からです。
世界の気温 1.6℃上昇
EU(欧州連合)の気候情報機関誌によりますと、2024年の世界の平均気温が産業革命前に比べて1.6℃高くなり、2年連続で史上最も暑い年だったと発表しました。
EUの気候情報機関誌ですので情報が正しいのかどうかはさて置き、この温度上昇は気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」で掲げる気温上昇幅の抑制目標である1.5℃を超えており、単年で超えるのは初めてとの事です。
経年のグラフが新聞に掲載されていますが、2009年の上昇が約0.8℃だったのに対し、倍近くになっています。
欧州が主体となり、気候変動を含めたサステナビリティの活動が推進されており、CSRDや日本でもSSBJなど法規制による開示義務が進む中、トランプ次期政権による気候変動対応(第一政権や大統領選での発言より)は後ろ向きと想定されるため、欧州は気候変動対策などのイニシアチブを取りたいという事が想像できます。もともと、EV(電気自動車)の政策もハイブリッド車を持たない欧州カーメーカーのため(日本車メーカー潰し)とも言われており、気候変動の取り組みは重要なのは間違いありませんが、国や企業の思惑も見え隠れします。
とは言うものの、企業の経営企画部署やサステナビリティ推進部などは、環境の取り組みが企業の経営戦略に紐付く取り組みである事が市場からも求められているなか、色々な動きを踏まえての戦略構築が必要となります。