少し前のゆる〜く気になる記事 培養肉はどうなる?
年末の日経新聞の「サイエンス・フロンティア」の掲載記事になります。
12/31 培養肉「本物志向」で勝負
「培養肉」とは、動物の細胞を使って作る人工肉です。培養肉は、食感や味が本物とは異なることや安全性への不安(よく分からない)ことから、なかなか市場には受け入れられていません。
今回の記事では、大阪大学や東京大学が従来の生成法である「植物由来のたんぱく質を大量に混ぜる」から「筋肉や脂肪を育てた細胞のみて形成する」技術開発を進めており、味や食感、食べる人に合わせて脂肪を減らすなど健康状態にも配慮した「培養肉」を目指しています。
世界的な食物の供給問題、フードロス、家畜による二酸化炭素排出問題など解決すべき課題が多い中で「培養肉」は重要な切り札になると考えます。
もちろん、一番大事なのは「安全性」であり、味や価格も満足出来るものでなければ、意味はありません。
三菱総研は、2050年には培養肉を含む代替肉(大豆などを使った植物性のもの等)が世界市場の50%超を占めると予想しています。
もしかしたら、その頃には普通にスーパーに並んでおり、25年前にこんな記事があったことも忘れ去られるくらい日常的になっているのかもしれません。