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2/18のゆる〜く気になる記事 半導体装置輸送、空から海へ

精密な半導体装置は空輸されるのが一般的ですがそれを海上輸送に切り替えていくという記事です。日経新聞からになります。

半導体装置輸送、空から海へ

半導体装置の輸送を航空便からコンテナ船に切り替える動きが広まっています。
背景としては、航空便需要の逼迫と運賃の高騰によります。需要が増えているのは中国での電子商取引の拡大も要因となっています。

イメージされる通り、海上輸送は航海中の揺れや気温の変化(気温、湿度)や海水や風など精密機械に対し様々なリスクがあります。一般的には、航空便は高いが早い、海上輸送は安いが時間がかかる、に加え上記のようなリスクもありました。

オランダASMLは2024年から半導体露光装置を海上コンテナ船で運ぶ取り組みを始めたそうです。前述したリスク対策として、海上輸送向けに適切な温度や湿度を管理できる専用の冷却コンテナを設計し、輸送中の衝撃や振動を搭載したセンサーで検知出来るようにしているそうです。その他、詰め込み作業や格納場所などにも対策を打っています。

半導体装置は、非常に高価であり日本でも道路で見かけても近づかないように、というネタ話(事故を起こした時の補償金額が莫大!)を聞いた事がありますが、それは別にして、海上輸送に向けた取り組みは今後も進んでいくのだと思いますし、何らかの新しいビジネスもありそうな気がします。

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