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9/6のゆる〜く気になる記事 半導体装置 中国向け急増

9/6の日経新聞からです。

半導体製造装置については、自動車同様幅広いサプライチェーンにより、関係する企業が多くあります。半導体の生産動向は注目なのですが、本日の記事は中国向けが急増している、というものでした。

5月の各企業による決算説明会では、今期は後半から半導体製造装置の重要が増える、というのがメインストリームであり、6月には以下の記事の通り、来年の大幅需要の戻りも言われていました。

直近になり、少し先行きが弱くなっているのでは、という話も聞かれるようになっています

そんな中、中国向けの輸出が拡大している、と言う記事ですので動向が気になります。

半導体製造装置の販売の半分弱が中国市場であり、中国依存が高まっています。米国による対中輸出規則の強化の思惑から中国企業の買いだめの動きが広がっているとの事です。つまり、今の販売は市場の需要拡大ではなく、一過性であり反動を想定しなければなりません

現在の米国による対中規制は先端半導体向け製造装置ですが、規制対象外(先端向け以外)の装置にも広がると言う思惑があり、これが上記の中国の買いだめにつながっています。
また、中国を除いた装置の販売は27%減となり、決して需要が好調とは言えません。こちらもリスクと言えます。

生成AIの広がりから半導体の増加、製造装置や検査機器などの需要増加を後半に見込んでいる企業が多いと思いますが、少し陰りも見えてきそうです。

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