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少し前のゆる〜く気になる記事 増えた大卒、職とミスマッチ

今に始まった事ではありませんが、人手に苦しむ職種がある一方、「人手過多」となる職種があります。今回の記事は、そのギャップがさらに大きくなっている、その背景は、というものです。少し前の記事ですが日経新聞の特集記事「インサイドアウト」からになります。

1/20 増えた大卒、職とミスマッチ

製造や建設など現場が人手に苦しむ中、事務職の求職者が求人を17万人上回っている、という事です。その一因として、大卒就職者が増えたことがあげられています。
そうなのかな?とは思いますが、確かに製造業では大手と言われる企業でも人が集まらず、リファラル採用など新卒採用のカバーをする動きも出てきています

記事は、キャリア採用のものですが「前職と同じ事務職を希望」しているものの、なかなか再就職が決まらないということもあるようです

厚生省がまとめたハローワークの状況では、「建設・採掘」「運輸」「機械」などの生産工程の求人は求職者を大きく上回っているものの、大卒文系が多い「事務職」は13万人の求人に対し、30万人強の求職者となっている、どの事です。

背景には、過去30年間の新卒求職者の学歴構成が変わった事があげられています。高卒求職者が7割減る一方、大卒求職者は4割増えている、という事です。

高卒求職者と生産工程を紐づける記事には共感が持てませんが、データとしてはそう見えるのでしょう。ただ、学歴に関係なく「製造」「工場」という、昔ながらの呼び名を新卒者にはネガな印象があるとも聞いた事があります。なので、部署名を横文字にする企業など涙ぐましい努力をしている所もあるようです。これは、世界的な大企業の話でした。

また日本だけの話ではなく、中国や韓国、ドイツなどでも同じような話はあるようです。日本のようなメンバーシップ雇用がまだまだ多い国では、良い悪いは別にして、ジョブ型雇用になっていくことは否定できません。また、自動化・ロボットなどによる生産工程の人員削減も進んでいくと思います。そのうち、AIが発達するとホワイトカラーも減るのだと思います。

職種は重要ですが、転職を考えた場合には個人の「スキル」を磨くことがさらに重要です
単純に「経理の経験があります」ではなく、「前職では、こういう取り組みをし、その結果こういう成果を出す事が出来た」というイメージです。

若いうちは、ある程度は作業的な業務や指示に従って、昔からのやり方を踏襲する業務が多いとは思いますが、その中でも色々考えて、改善し、成果を出す取り組みをすると、転職だけではなく自分の将来に役立つと思います

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