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2/17のゆる〜く気になる記事 若者から逃げるな
タイトルを見ますと何かな?と思うものですが、持続的成長のために企業がやるべき事の提言となっています。日経新聞の一面からです。
若者から逃げるな
記事は、若者へのビジネス機会を日本企業は失っているのではというものです。早稲田大学の教授によりますと「中高年向けの既存ビジネスは冒険する必要が少ない。若者に挑む事がイノベーション力を高める」という事です。これは、記事の前段にある変化をとらえてのコメントです。
まず、パナソニックの執行役員会で報告されたブランド調査資料にパナソニックの20代の認知度が53%とあり、パナソニックのことを20代の半分が知らない、そんなことはあるか、ということがあったということです。私(中高年です)も世界的なメーカーであり信じられないです。
これは、若者が使う商品が少ないことも要因ということです。もちろん資産もある中高年や富裕層に的を搾ることで成功することもあるかと思いますが、若者の消費額が約3000兆円にも達することから力を入れる必要があるということです。
また、一例としてリゲイン(中高年はCMの歌が歌えます)が書かれていますが、24年の春に販売が終了したそうです。対照的にレッドブルなどのエナジードリンクが世界市場で2倍に拡大したそうです。記事によると勝敗を分けたのは、レッドブルが20代前後をターゲットに販促を行ったことだと言われています。
この部分だけだと、そうなのかな、という話ですが、若者に支持されている商品は持続的な成長を見込めるということは間違いないと思います。また、今の若い世代が中高年になったときに継続して次の若い世代を取り込むと同時に今の若い世代が歳をとってもブランドとして認知されていくことが必要となります。
レッドブルが大丈夫という意味では無く、若者世代を含めて新たなターゲット設定が持続的に必要という当たり前ではありますが、前述したとおり「中高年向けの既存ビジネスは、冒険する必要が少ない」ということ踏まえて考えなければならないのだ思います。
製品や業種による違いは当然ありますが、持続的成長を達成するために企業として何をどうしていくのか、が重要課題となりそうです。