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1/30の決算発表記事からゆる〜く読み解く 2
生成AIに関連する企業の決算発表を見ていきます。日経新聞からです。
信越化学の2024年4月-12月期の連結決算の純利益は、前年同期比 6%増の4325億円となりました。AI向け需要が牽引し、シリコンウエハーなど電子材料事業が好調でした。また、手持ち現金を「これ以上(約1兆6000億円)増やさない」と株主還元に振り分ける意向を示したそうです。
アドバンテストは、2025年3月期の連結純利益が前期の2.7倍になると発表しました。従来予想から455億円上方修正し、2年ぶりに過去最高を更新するということです。羨ましいです。こちらも生成AI向けの半導体試験装置の需要が従来予想よりも拡大する、ということです。
電動工具で有名なマキタは、2025年3月期の連結純利益が前期比65%増の720億円と過去最高になる見通しと発表しました。従来予想を110億円上方修正しました。調達や輸送コストの削減に加え円安が利益に寄与しているということです。
需要としては、国内は新製品などで増加、欧州はユーロ高の影響で7%増も不透明さが指摘されているということです。北米は値上げ影響で需要が鈍り、中国は不動産不況の長期化が影響して減少ということです。
他、カプコンやサイバーエージェントといったエンタメ企業も好調のようです。