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想定問答は想定問答のみならず

こんにちは、ゆるいこばなしさんです。

多くの企業が5月に通期決算説明会や6月の株主総会を迎える事になります。
私はIRの担当をしていますので、まさに色々な資料作りや準備の真っ最中です。

その中で必要となる資料の一つが、想定問答集です。今回開示される内容や、ここ1年くらいで起きた企業業績に関わる件、市場環境に伴う影響、過去に発信しているリリースについて、などなど色々な「想定質問」とそれに対する「回答」を作成します。企業によってボリュームは様々ですが
本部や生産部門、法務部など多くの部門が協力し当日に向けて作成するものと思います。

正直に言いますと、相当なロードと時間を掛けて決算説明会や株主総会用に想定問答集を作成しますが、当たった試しがありません。せいぜい10%程度です。もしかして、それ以下かもしれません。経験上そんな感じであり、むしろ精神安定剤の様相を呈しています。

じゃあ、無駄な作業なのか、というと決してそんなことはありません。物事を理解するためには、有効な仕事であることは間違いありません。

まず、改めて業務の再確認が出来ます。また、回答案を作るために詳しく内容を見直す事により、新たな気づきがあるかもしれません。
加えて、この説明資料だと聞いている方はどんな質問をするのか?ということを想定できれば、逆に資料を作り直したり、改善したりする事に役立ちます。他者目線ですね

また、これを聞かれたら次はこれかな?とイメージするだけで、説明が上手く行くと思います。

皆さんも、業務の中で想定問答集を作ることがあると思いますが、それを作ることだけを目的とせず、それを活かすことを意識されたらいかがでしょうか?

ゆるい小話でした。


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