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少し前のゆる〜く気になる記事 映画の上映時間アレコレ

日経新聞の「チャートは語る」にあった記事になります。映画は好きなので、ゆる〜く気になりました。

1/5 映画 タイパ時代に逆行

映画といえば、イメージ的には約2時間前後の尺で、3時間などになると超大作とかトイレどうしようとか(年寄りなので)思ってしまいます

そもそもですが、なぜ2時間前後の作品が多いのかというと、第一に歴史的背景や興行の理由等があったそうです収益を伸ばすため上映回数を一日 4-5回転にすること、70-80年代はテレビ放映が主流であったためテレビ放送枠に収まりやすい時間枠、2時間規格のVHSビデオが普及したことなどによります。

あっ、若い方へ補足しますと、昔はネトフリやアマプラなどの動画配信サービスは無く、映画館で上映された作品は時間を置いてテレビで放送されることで更に収益化していました

また、DVDやVHSビデオ(家庭用でカセットテープ📼を使った録画機器、今でいうハードディスク)も合わせて知名度を上げることで、次回作の集客も期待出来ることが理由となります。

前段が長くなりましたが、そういう背景はあるものの2023年の世界興行収入上位30作品の平均上映時間は約132分となっており10年前に比べて約13分長くなっていると言うことです。また、2時間半以上の大作英語も全体の1/4を占めているそうです。

時短を重視する「タイパ」のトレンドに反するようですが、従前の「2時間前後」の理由であったテレビ放送は、ネット配信の普及により要因としてはそぐわなくなったこと長時間映画はアメコミやミッション・インポッシブルシリーズなど人気作品による固定ファンで確実な収益を見込めるものだったりします。

記事にはありませんが、作品を作る上で2時間には盛り込めない作り手の考えもあると思います。良い作品を作りたいというのは、作り手の大切な想いです。

一方でタイパは重視されていない訳ではなく「早送り」で観る人もおられます。これも時代の変化だと思います。話は違いますが、セミナーなどの動画も殆ど2倍速で見ていますよね。

視聴者の好みや生活スタイル、作り手の作品への充実度などを考えても時間に縛られないことは、良いことだと思います。

ストーリーの一貫性では、「バック・トゥ・ザ・フューチャー」の三部作などがあります。各々 2時間弱の三作品ですが、1980年台にネット配信が存在していたらどうなっていたのですかね。二部作になったのか、一気に6時間?でしょうか。一気に観ると世界観やタイムスリップによる過去と未来のつながりなど分かりやすく楽しめたかもしれませんね。

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