11/12の決算発表の記事からゆるく読み解く 8
前回の第一四半期決算発表のまとめでも取り上げましたが、PPIH(パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス、ドンキホーテを運営)が2024年7-9月期の連結決算で営業利益が前年同期比25%で過去最高となっています。売上高も8%増となります。インバウンド需要の取り込みと高収益のプライベートブランドが伸びたことが要因となります。
自動車関連では、いすゞの決算発表がありました。2025年3月期の連結純利益が前期比で23%の減となります。売上高は4%減の見通しで下方修正しています。ブリヂストンも2024年1-9月期の連結決算で純利益が前年同期比で5%減となります。南米を中心にタイヤ事業が不振でした。
半導体製造装置のコクサイエレ(KOKUSAI ELECTRIC)は2025年3月期の連結純利益が前期比49%増となり上方修正をしています。生成AIの普及で先端のメモリー半導体の需要が伸びたことが要因となります。同売上高は32%増、営業利益は63%増と凄いです。
他、スカイマークは燃料高や為替差損により減益、明治HDもカカオなどの原材料の高騰により純利益が4%減となりました。
半導体に関わる企業の一人勝ちのような決算発表でした。また、独自の技術や製品、サービスを持つ企業の業績の良さは相変わらずです。
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