5/4のゆる〜く気になる記事 アップル自社株買い16兆円追加
GWも後半に入り、天気も良くいかがお過ごしでしょうか?
さて、今日の日経新聞ですが、相変わらず円相場の記事や電動車、半導体関連など鉄板ですが、気になる記事として中国の景況感などもありました。その中でタイトルにありますがアップルの自社株買いの記事をゆるく見てみたいと思います。
2日に2024年1-3月決算が減収減益と発表されましたが、同時に時価総額の4%に相当する1100億ドル(約16兆8000億円)の自社株買い枠を追加したとのことです。元々同社は近年毎年900億ドルの自社株買い枠を追加していたのですが、約2割の上乗せで過去最大とのことです。合わせて増配も行い株主還元策が好感され決算の停滞感を帳消しにできたとの記事です。
自社株買いは、自己資本比率を減らす事になりROEを上昇させる効果が期待出来ます。また、PBR上昇にも繋がることや、株主にとってはEPS(一株当たりの純利益)上げるメリットもあります。
ただし、記事によると将来戦略としての生成AIを軸とした再成長の絵が描けていないとして、余剰資金を自社株買いではなく、賃上げや設備投資に回すよう求める声もあるそうです。
持続的成長戦略と足元の業績、株主還元や資本コスト政策など、企業の評価を確認する情報は個人でも取得が容易になってきています。少しでも興味を持たれた方は、まず気になる企業の統合報告書をご覧になられると良いと思います。有報や財務諸表に比べると読み物に近いですし、財務情報も掲載されています。何より、その企業の将来戦略やありたい姿、トップの考えなどが理解出来ると思います。
ゆるい小話でした。