12/5のゆる〜く気になる記事 半導体装置大手、増収続く
半導体関連の記事が多く掲載されています。日経新聞からになります。
半導体装置大手、増収続く
世界半導体製造装置大手10社の2024年10-12月期は、全社が前年同期比で増収となる見通しです。生成AI向け半導体への投資が旺盛と言う事です。
一方、中国での投資は一巡し、売り上げの減少要因になるそうです。また、米トランプ次期政権による対中規制の動向も警戒され、株価は弱含みという事です。
日経新聞が会社予想や市場予想の平均を集計したところ、全10社増収のうち、東京エレクトロンなど8社で1-3割の増収が見込まれるとの事です。また、7-9月期では全社増収で、うち8社は増益となります。
自動車や産業機械の需要の弱さを生成AI関連で業績を引っ張っています。生成AIの開発・運用に使うサーバー向け装置需要の拡大に加え、AI搭載型のパソコンやスマートフォン向けの需要拡大を見込んでいます。AI関連以外の技術革新も成長の要因となりそうです。
業績が拡大する半面、株価は軟調です。主力市場の中国投資の減少や米国の対中規制強化が業績を下押しする懸念があり、短期筋を中心に売りが広がったようです。こうしたことから、10-12月期以降は、各社の中国比率が一段と低下する見通しです。
業績が伸びるのは間違いないと思いますので、株価は別にして、半導体部品や半導体製造装置に関連する企業の業績回復が期待されます。