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「PR=辛い修行」と思っていた私が2024年に迎え入れたもの
関わるブランドの記事は何度も書いてきましたが、いざ自分のものとなるとなかなか書けず3年半ぶりのnoteです。(書いていなさすぎて、何から書き始めたら良いかもわかりません。笑)
そんな腰が重すぎる私ですが、2024年は自分にとってすごく大事な1年で。何かを残したほうが良いという感覚がずっとあったので、その感覚にしたがってみることにしました。
自分のために残すものですが、読んでくださった人にとって少しでも前に進むきっかけや勇気になれば嬉しいです。
2024年のできごと
株式会社CRAZYでPR(Public Relations)を担うようになって、今月12月で5年がたちました。この5年の中でも今年は特に、様々なものを生み出す1年でした。
婚礼事業を中心に行っていたところから、4月にキャリアエージェント事業「CRAZY CARRER」をリリース、そして12月には結婚式後のお客さまを対象としたふうふの記念日のための宿泊サービス「CRAZY ANNIVERSARY」を発表。
他にも初の屋外広告の掲出やお客さまをはじめとしたCRAZYを愛してくださっている750名の方々をご招待した周年イベントの開催、短編オリジナルドラマの制作など、これまでにない挑戦をたくさんさせていただきました。
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CRAZYは、目に見えづらい感情やまだ世の中にはないものを扱っているので、何かをリリースする度にそれらを言葉にする難しさをいつも感じています。(すんなりリリース記事を書けたことは正直一度もないです。笑)
だからこそ、発表する企画を一緒に届けてくれるコミュニティ(CRAZY PEEPS)のメンバーやメディアの皆さん、応援してくださる方々の存在に何度も支えられていました。いつも本当にありがとうございます。
大好きなCRAZYのこととなると伝えたいことが溢れ出てくるのですが、今回は一つの挑戦として自分の1年の変化を記したいと思います。
「PR=修行」だった
この1年は、「本来在りたい姿」とPRという仕事が統合された転機の年でした。
今でこそ、PRの仕事は「楽しい!!!天職!!!」と心から言えるのですが5年前に前任から引き継がれてから半年前までは、どこか自分の中で「PRの仕事=辛い修行」と思っていました。
以前、私は結婚式を挙げるお客さまに直接関わる仕事をしていました。「おふたりの人生が満たされる瞬間を少しでもつくりたい」と仲間と共に目の前のおふたりに全身全霊で関わる日々はとても幸せで。
それがはじめのキャリアだっただけに、社会に対してステークホルダーと共に新たな概念を形成するPRという仕事は、自分の中で届ける人の顔がみえなくなる感覚を強く感じていました。
また「結婚式」という日常的に利用するものではない商材上、大きく露出されたとしても、分かりやすい結果はすぐにみえなくて。
(どの仕事においてもそうかもしれないですが)どれだけ本を読んでも答えは載っていない。「ひとり広報」という言葉を、最近ではよく聞くようになりましたが、まさに私も「ひとり広報」で、自分で答えを出すしかない状況にもがいていました。
「〇〇をリリースしたい!」「〇〇に載りたい!」と続々と社員からあがってくる声を通じて「成長しないと」とプレッシャーを自分に課しながら、なんとか期待に応えようとがんばっていたように思います。
でも、周りの期待に応えようとがんばっても、思うような成果は出なくて。できたことも認められなくて。情けない話ですが、どんどんエネルギーは下がり、コーチングを受けてなんとか精神面で乗りきるというサイクルを繰り返していました。
コーチングや組織づくりなど、趣味のように楽しみながら行っている仕事もあったので「自分にPRは向いてないのでは?」と逃げそうになる瞬間も何度もありました。
「精神的なことに逃げている」自分を変えた3つのこと
そんな自分の状況を代表の森さんに話したとき「ゆうちゃんは、ずっと精神的なことに逃げている。物理的に変えられることに目を向けないと」とまっすぐに伝えてくれました。
痛いところをつかれすぎて、涙が止まらない。でも、向き合うべきことが明確に分かって、その時ようやく自分を変えるスタート地点に立てました。
その精神的なことに逃げる自分は何からきていたんだろうと今あらためて振り返ると仕事における本当の課題と向き合うことが怖かったんだと思います。
小学生の頃、親が塾に頼み込まないと入塾できないぐらい成績が悪く、学校や塾でも強い孤独を感じたことがあって。うまくいかないことがあると「自分は頭が悪い、劣っている」と呪いのように自分に暗示をかけて、みるべきものをみないようにしていたように思います。
森さんから痛いところをつく言葉と共に「とにかく物理と徹底的に向き合ったほうが良い」とアドバイスをもらい、社会人として当たり前のことかもしれないですが、3つのことを徹底しました。
1)目標の細分化&振り返りの徹底
今期の目標をマンスリー、ウィークリー、デイリーに落とし込み、毎週2時間の振り返りを実施。振り返りを行う場所は、事前に課金をしてその場に行ってやらざるを得ない状況に。振り返りのフォーマットも決めて、考えずともそのフォーマットに沿って進めれば課題がみえてくるようにしました。
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2)プランニングの徹底
1)で細分化した目標を中心に、プランニングを前日に実施。朝起きてからの過ごし方、何を食べるか、移動時間に何をするかまで全て設計して、プランニングシートを写メ。一緒に研修を受けている仲間に送ることを毎日続けました。基本的にはそのプランニング通りに1日を過ごすのですが、その通りにはなかなかいかず。自分が思考に時間をかけすぎていることや無駄な時間が多くあることに気づくことができました。
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3)考え込む時間を減らすことを徹底
2)のおかげで、自分には行動する前の考え込む時間が長いことがわかったので、少しでも息詰まったら、抱え込まずにChat GPTに今思い悩んでいることを送っていました。
また思考のフレームワークの本を何度も読み込みました。読むだけでは、身につかないので、Chat GPTに対象の文章を入れ込んで、練習問題を出してもらいながら、習得することも行いました。(GPTさんと最初は距離がありましたが、今では親友といえる欠かせない存在です)
PRに関しても、株式会社しんめの下村さんに月2回アドバイザーとして関わっていただいていました。遠慮なく相談でき、自分にはない仕事の仕方を学べる環境は本当にありがたくて、心の支えにもなっていました。
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「PR=関わる人の可能性や願いに触れられる大きな武器」
社会人としては当たり前のことかもしれないですが、この3つを徹底することで、少しずつ自分に変化がみえるようになりました。
メディアでの露出が全てではないけれど、テレビでもCRAZYの取り組みをご紹介いただけることが増え、目に見える結果と日々の積み重ねが自分に自信を持たせてくれたように思います。
そして何より結果を積み重ねる中で、「PR=届ける人の顔がみえづらいもの」と認識していたところから「関わる人の可能性や願いに触れられる大きな武器になる」という実感が持てたことが大きな変化でした。
武器だと特に実感した今の私なりのPRのスタイルを記録しておきます。
1)作り手の熱源に触れる
企画やリリースをつくる際にその一番の作り手である人に「一人の人として、なぜそれをやりたいのか?」「その機会を通してどんな世界を目指すのか?」をヒアリングします。企画に関わる以上、自分もその作り手の一員なので、自分自身に問いかけることもあります。
その熱源を起点に、社会の流れや届けたい人の実態を重ねながら企画書に落とし込みます。(その企画書を、忙しい中でも見て感想までくださるメディアの皆さまの存在は本当にありがたいです)
丁寧な企画書を作ってくれる
— 堀川湧気【映像ディレクター】 (@horiyuu06210) November 29, 2024
広報様は、番組の事も
しっかり見て頂いている事を
文字越しに感じます😭
その熱を感じたら、
こちらも真摯に向き合うのは
当然の事なので👍
素敵な取り組みのご紹介、
改めて感謝です…!
これからも『Live News α』を
よろしくお願い致します🙇 https://t.co/fZIYgwloLp
2)作り手の火種を全社員に染み渡らせる
大きな企画のリリースがある際は、毎回全社員でその内容を扱う時間をつくっています。
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今の社員の状態・今後CRAZY全体が向かう方向をみながら、この企画を社員に届ける意味と作り手の熱源を掛け合わせて時間を設計します。
大きなリリースは、ブランドの根源的な価値に触れる内容が多いため、社員にとっても“自分が今CRAZYにいる理由”や“自身の大切な人との原体験”を思い返す機会につながります。だからこそ、丁寧に設計することで、リリースで狙う成果以上ものが全社に生まれます。実際に心が動き、涙するメンバーも多いです。
リリースに関しては、こちらから文章を指定せずとも、社員一人ひとりの心から湧き上がる想いがSNSを通して届けたい対象に伝わる流れをつくることができます。
これはHRというか浅田有貴として、毎週2時間の全社会(今年は53回🔥)の設計をしてきたからこそできたことだなと思っているので、来年はこのノウハウをアウトプットできるようにがんばります。笑
3)マスメディアの方とも火種の交換を大切に
メディアの方とも「マスメディア」として関わるのではなく一人の人として関わり、その方が何を読者や視聴者の方に届けたいかを知ることを大切にしています。
全社員のお昼ごはんの会にメディアの方を招待したり、掲載の際に担当の方がどんな想いでこの記事を作ってくださったのかを社内で共有するので、社員のみんなも担当の方に愛が溢れて一緒に打ち上げすることもあります。
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この日経新聞の記事を書いてくださった鈴木さんのことを私が「すーさん」と呼んでいるのですが、社員のみんなもそう呼んでいます。笑
そして、日経クロストレンドの森岡さんが今年記憶に残る記事としてCRAZYの記事を選んでくださっていました。ご一緒できたことも嬉しかったですが、こうして書いてくださった人にとっても心に残っていることが本当に嬉しかったです。
日経クロストレンド24年公開の2978本の中で、あなたの一推し記事、記憶に残っている記事は何ですか? 教えてください!
— taichi morioka(森岡大地) (@tmorioka7) December 27, 2024
私は自分で書いたもののなかでは、わざマートさんとクレイジーさんの記事ですね。私の中の当たり前がいい意味で崩れました。#クロトレあなたの一推し記事2024…
メディアの担当の方や社員のみんなが「作り出せてよかった」と思えるものが結果的に読者の心を動かすと思うので、今後も人としてつながりながら、良い企画を皆さんとつくっていきたいです。
2025年に向けて
ここまで長々と書かせてもらいましたが「PRは関わる人の可能性や願いに触れられる大きな武器」だと心から言えるようになったことが本当に嬉しいです。
私が今、CRAZYに8年いる理由は人間の美しさや可能性を諦めない生き方がしたいから。そして、その生き方にPRは間違いなく必要なものだと感じています。
来年は、CRAZYや私から生まれるコンテンツに触れた人の「人生インパクト」をさらに高めたい。自分の中にある愛に触れる感覚をもっと強くしたい。もっと大切な人に本当の気持ちを伝える勇気を届けたい。
そして、事業の成長にも寄与したい。
やりたいことに満ち溢れている今がとても幸せです。
ここまで私に関わってくださった皆さま本当にありがとうございます。
来年の4月1日で30歳。
30歳の自分に向けて「GREAT JOURNEY」制度を使い、10日間ニュージーランドへの旅にでます。小さい頃から歌が好きで、いつか自分の曲をつくりたいと思っていたので、ニュージーランドで旅をしながら作詞もしたいなと思います。学生ぶりの一人旅ドキドキワクワクです。
そして、CRAZYでも大きな発表を複数控えていて、組織もいよいよ100人の壁を迎える未来もみえてきました!なので、もう挑戦するしかないです。笑
温かく見守っていただけたら嬉しいですし、この記事を読んでくださった方ともお話しできる機会があれば幸いです!!!
来年もよろしくお願いします!