今置かれている状況を楽しんだほうが、人生得な気がする
大学生のころから一人暮らしを始めて8年が経過しようとしている。
母の運転する車に乗せられて、新生活の地にたどり着いた。入学前のなんやらがたくさんあったから少し寂しい気持ちもあったが、すぐに吹き飛んでしまった。
すごく適当な感じで始まった一人暮らしだったけど、実家にいた時から、家事は手伝わされていたから、特に困ることなかった。
大学生の一人暮らしなんて、それはもう初めての自由を手に入れたようなものだった。いつご飯を食べようが、いつ寝ようが、いつ出かけようが誰も何も言わない。一人暮らしの自由を本当に楽しんでいたと思う。
今考えると、何の面白みもないような大学生活を送っていたような気もするけど、思い返すと案外楽しかったのかもしれない。
でも、やはり人は適応していく。
8年も一人暮らしを経験すると、一人がだんだんつまらなくなってくる。
一人で自由を謳歌する時間を過ごしすぎた気がする。一人暮らしを始めたころの楽しさなんて、どこかに忘れてしまった。
楽しさを忘れてしまったというよりは、楽しむ気持ちをなくしてしまったのだろう。
もしかしたら、このまま一人の生活を続けていくのかもしれないけれど、やはり結婚して家庭を持つことにも憧れる。
そうなると、一人の時間を楽しむことができなくなるのではないか。
女性に比べれば、一人の時間は持てるかもしれないけれど、そんな不平等なことはしたくない。
そう考えてやっと気が付く。
今の自由な時間を楽しまないともったいなくない??
確実にもったいない。言葉にするまでもなく。
何となく一人を過ごす時間から、一人を楽しむ方向に考えをシフトチェンジしていきたいと思った。
今ある、限られた自由かもしれない時間を大事に過ごしたい。