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8月にNHKスペシャルを観て思ったこと

今日という日にしか書けないこともあるだろうと思い、パソコンを起動する。

この時期になるとNHKでは戦争のドキュメンタリーが放送されますね。

自分にとっても、5年位前からそのことに思いを馳せる時期になりました。

こういった内容を放送できるところがNHKが他局とは大きく異なる希有な存在だと思います。

お盆休み中に以下のNHKスペシャルを観ました。

・新・映像の世紀(1-6章)
・激闘ガダルカナル 悲劇の指揮官
・「沖縄戦 全記録」
・新・ドキュメント太平洋戦争 「1941 開戦(前編)」
・新・ドキュメント太平洋戦争 「1942 大日本帝国の分岐点(後編)」

「新・映像の世紀(1-6章)」では日本国内に限らず世界的な事象として
映像が構成されており、事象の捉え方が一元的でなく、また現在起きている戦争や侵攻が過去の行いによって新たな火種を生み、争いが発生していることをより客観的に捉えることができました。

このナラティブをどう伝えるかによって、個人の受け止め方も大きく変わることがあり、報道する側の姿勢が観る側の受け止め方に大きく影響するなと思いました。(当然受け止める側がどう捉えようとするかも問われる。)

「新・映像の世紀(1-6章)」以降に観たものは、「個人」と「日本軍」と「国家」それぞれの想いや思惑を多層的に観ることで、それぞれが信じた見えない義に衝き動かされてあらゆる事象が起こったこと思うと、ある意味どこにも道理が存在するんだとも思いました。

自分がどの地点にいながらその物事を捉えるかで、見解が大きく異なることに怖さをはらんでいると思った。

だから正しいとか正しくないとか、簡単に判断されるべきではない事象であることも改めて感じ、いつまでも、このことに善し悪しを結論付けることは永遠にできないのだろう。

ただ、1つ言えることは自分の大切な人を戦争や侵攻によって失うことは、どんなことがあっても悲しいことであってはいけないことだとは明確に言える。

どうにかそんなことが起こらない世界で存在していたいなと思います。

この事象を風化させることなく、これからも後世に伝え続けることをNHKには切に願います。

受信料がこういったことに使われていると思うと支払いの大切さを感じます。

制作にかかわられた方々ありがとうございます。

おわり

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