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友達から聞いた話(1)30代男性の新たな人との出会い方

昨日、高校時代からの友人が美容室をしているので、髪のカットをしてもらうためにお店に行った。

2か月に一度カットをお願いしにいくので、そのときにお互いの近況とか昔話をする。だから自分にとってカットとは別の価値を感じながらお店に行っている。遊びに行ってる感覚の方が強いかもしれません。
38歳になってもまだこうして定期的に会えることが楽しくて友人が美容室をしてくれてよかったなと思っています。

そんな友達から「今、オンラインRPGをしていてそこでは80人くらいの人とつながっている」という話を聞いた。

彼が以前からオンラインゲームをしているのは知っていたけど、もうそんな人数の人とつながっているということに驚いた。

彼曰く、職業も年齢も住んでいる場所も全然違う人たちだけど、リアルな友人よりも長い時間コミュニケーションをしている存在なのだと。

これはもうテレビとかニュース記事とかで聞きまくってる表現だけど、高校時代の友人がそんなコミュニケーションの仕方をしていることに、TV番組で見聞きするよりリアリティを感じたし、同い年で同じ場所で過ごしてきても、未来永劫同じようなコミュニケーション方法ではないのだと驚きました。

自分はといえば、SNSはしているもののつながっているという感覚はなく、一方的にロムってる感覚の方が強い。
日常的なコミュニケーションをしている人といえば、妻しかいない。

ゲームなんて正直時間のムダだと思っているくらいの人間なので、スマホゲームというのはほとんどしたことないのだけど、ゲームが持っている価値というのは、すでにゲームの中身やストーリーの面白さだけに限定されていないのだ気づきました。
全然同じような環境下にいない存在同士でコミュニケーションすることは、知りえる情報源の拡張性が私とは段違いだろう。

また最近その80人の中の一人の人に、「どうしても倒せない敵がいるので、ゲームの攻略方法の実況動画を作ってほしい」と言われ、その動画を作ってYouTubeにUPして共有しているのだとか。
だから今YouTuberやねんと笑いながら話していました。

ゲームを通して、今の表現手段に自分の表現方法をアップデートしていて、遊びと学びがシームレスにつながっていて、ゲームをしていない私は「ゲームもわからない」「YouTubeの実況動画の作り方もわからない」ととても彼が差があいているなと思いました。

だからといって自分もゲームをしようという気持ちにはならなかったけれど、コミュニケーション方法の在り方が変化しているとリアルに感じた話でした。

その話が終わったころに髪の毛のカットも終わったので、お会計の時に「その実況動画のURL送ってや」と言ったら、「絶対イヤや、恥ずかしい」との返答。そこは恥ずかしいんかいと思いながら、「リアルとヴァーチャル」で存在する自分を分けているのかなと想像しました。

自分の在りたい在り方でいいとは思うけれど、同い年(38)の友人でも違う在り方をしていることを知れて面白い時間でした。

おわり

※補足
今しているゲームはMMORPGというジャンルみたいで、「Massively Multiplayer Online Role-Playing Game」の略でした。
初めて聞いたし、絶対覚えられない笑


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