野球界選手独占禁止法施行
なぜ、日本の指導者は選手を独占したがるのか。
これは、私が野球界に指導者として関わってきた時から変わっていません。今年で10年目になります。ですから、これまでずっと日本の野球界はそうなのだと思います。
「もうやめよう!指導者の選手独占!」
選手は指導者の“コマ”ではありません。野球は指導者だけのものではありません。
今回、なぜこのようなブログを上げたかというと、最近の出来事がそれを理由です。
最近、新潟の野球界も「クラブチーム化」が進んできています。小学生対象・中学生軟式対象・中学生硬式対象・社会人(草野球)軟式チームなど選手の選択肢が増えてきてとても良い傾向だと思います。
ですが、そこで問題になるのが、指導者によるパワハラだと思います。クラブチームだから指導者の言うことを聞けなどというチームもあるようですし、令和の時代にもなって「ば◯、死◯、◯すぞ。」などと言う日本語を使っている指導者もいるようです(←小学生がふざけて言っても怒られる言葉を大人が公の場で言っている。滑稽でしかないことは皆さんわかると思います)。
私は、そんな指導者の元には選手が行かなければいいだけだと思っているのですが、なぜか選手がいるのです。これは、選択肢が増えてくれば勝手に淘汰されてくるので良いと思います。
ですが、日本社会の問題でもあると思いますが、このような場合の問題点はメンバーが減ってきたチームの指導者が辞めていった選手やその保護者に対して「裏切り者!」のように小学生のような悪口を言ってしまうことです。SNSが普及している日本において、SNS上にもそう言ったことをあげる大人もいます(ITリテラシー教育を受けている子供世代は学校で当たり前に指導を受ける内容。子供の方がマナーが良いぐらいです)。
野球界の指導者は主体性を持ちましょう。選手が集まらない原因は自分の指導力の問題だと言うことを認めて、指導力を磨きましょう。権力の構築より指導力を磨きましょう。
指導力が正当に評価される日本野球界になるとこを望みます。そうなれば、選手は素直に自分と合う指導者を選ぶことができると思います。八つ当たりのような悪口や軋轢は生まれないはずです。
[体修塾からの提言]
・指導者やチームは選手が選ぶ「報復をされない野球界を」
選手の流動性を上げていきたいです。メンバーシップ型からジョブ型へ。
・指導者が選ばれないのは指導力の問題「主体性を持って、現実を受け入れよう」
自分が努力できないことを他人のせいにすることをやめよう。
更なる野球界の発展を願って。
選手のことを考えれば、基本的には色々な指導者から教わった方が成長の可能性が高くなるので、色々な指導者に出会わせてあげることが保護者の役割だと思います。