スイング・コーディネート
野球指導者として活動を始めて4年ほどが経過しました。
色々な野球の勉強をさせていただく中で、野球のスイングの理想型が自分の中でできつつあります。
ですが、どこまで勉強しても「これが唯一正しいスイング」というものは存在しないということだけは変わらなそうな感じがしています。
つまり、打撃スイングというものはそれぞれ違うものになるということは分かってきました。
なので、タイプによって色々な指導ができなければいけません。
1.自分でスイングをコーディネートしよう。
コーディネート:各部を調整し、全体をまとめること
スイングを考えるポイントはたくさんあると思います。指導者のタイプにもよりますが、「打撃のポイントは1つ、ここだけ把握していれば全て良し。」という派の指導者と「スイングはそれぞれ個人で違う。色々な指導方法を試してみよう。」という指導者がいると思います。
私は、完全に後者になります。
これから定期的にスイングのコーディネートポイントをYouTube上にあげていきたいと思います。それぞれのポイントは、それぞれ密接に関係し合ってスイング全体に影響を与えます。
各部を理解し、パートスキルトレーニングを重ね、全体にどのような影響を与えるかを理解しながら、スイング全体をまとめていきましょう。
2.練習は意識・意識・意識。試合は無意識。
「練習も試合のように、試合は練習のように。」という言葉があります。
ですが、私は練習中に試合を意識するのは試合形式の練習のみというように選手に伝えています。それ以外の練習は、「パートスキルトレーニング」といってスキルを身につけるための練習です。試合とかけ離れた環境や負荷でも問題はないと考えています。
これを、「全て試合のように全力で!」としてしまうと故障につながります。しかも、全国的に野球の練習は長い傾向にあるので尚更、怪我のリスクが高まります。
先週も馬美塚先生の「野球の医学」を読み直していましたが、日本の小学生の故障率の高さは以上です。それを、軽減するためにもこのような考え方が必要です。
各練習の負荷設定を下げながら、反復練習を繰り返すのが野球の練習です。反復練習で身体にインプットをして、試合はそのインプットを信じて無意識で楽しみましょう。
3.野球は”する”ことは多い問題
野球はすることが多いと言われるスポーツです。打つ・守る・投げる・走るといったようにやることが多いスポーツです。例えば、この4つを部員100名いるチームで同じ場所で同じ時間でやっていたら効率が悪いのは当たり前です。
この当たり前の事実に対して、野球界は今まで「しょうがない」の一言で変えることなく練習してきました。
話は少し変わりますが、教育の問題とも関わってきますが、日本社会は良くも悪くも「みんな一緒。それが平等」だと思っている人が多いです。野球にも同じことが言えるのではないでしょうか?
なので、この新型コロナ自粛期間もZoomなどを使って「みんなが画面の前に集まって、同じ時間に集合して、みんなが同じことをしければいけない」と行動している指導者が多いです。
※ちなみに、私は絶対にしたくありません。練習は自分のやりたい時にやりたいことをすることだと考えています。
この2つの話は、野球がメンバーシップ重視の集団構成であることが問題です。なので、野球が少人数の個別練習になれば全てが解決します。
4.野球塾を探そう。
最終的な結論はいつも同じところにたどり着くのですが、野球の集団指導には限界が来ていることがわかります。
スイングコーディネートを細かく見ていくためにも少人数練習が必要です。
反復練習を効率よくするためにも少人数練習が良いです。
日本社会は「みんな一緒」それが平等を捨てましょう。野球からそれを変えていきましょう。
そのための野球塾。
新潟県の上越地区にお住みの方は体修塾BCAを一回調べて、体験してみてください。最高の個人練習の場を準備していますよ!
リンクからHPをご覧ください。
体修塾は選手一人ひとりにあったスイングをコーディネートすることをお約束します。決して、こちらかなの押しつけは致しません。
※ダウンスイングをしたい方のみ、体修塾の指導方針とは合わないです。ダウンスイングを教わりたい方は、その辺にいるおじいちゃん指導者に習うことをお勧めします。