一度疑い始めると、それは真実より真実を紡ぎ出す。 小さな疑問を立証することで、疑いを証明する方法しか残されていない。 嘘の証明を続けることと、相手を信じることは似て非なるものであって、交わることは無い。 一度疑い始めたら、もう元には戻れないのだと、遠くを眺めた。 いつからこの世界線に迷い込んでしまったのだろう。この世界線の先に何があるのだろう。 暗い。ただ薄暗い。一瞬光ったと思ったらまた消えた。まるで夏の蛍のように。 一瞬の幸せを大波がさらってゆく。 そのまま遠くへ追
特別な夜が明け、何もない日常に戻る。 戻れない、何かが変わってしまった。 ただ懐かしかっただけ。 ただの気まぐれ。 交わされた言葉に深い意味はない。 そう思っているのに、脳内で何度も会うシミュレーションをしている。 何度も読み返すメッセージ。 過去を遡って読むメッセージ。 あの時、ああしていれば、何かが変わったのだろうか。 2人には何もなかった。 会ったのは2回だけ。 気が合う居心地の良い仲だと思った。友達があの人と付き合うと良いと言ってきた。でも何もなかった。 「こ
夜中に思い立ってメッセージを送る。 要件は仕事の話。 思いがけない長文。 返ってくるはずがない返信。 「こんな時間にこんな内容の長文送ってくるなんてあなたらしいですね」 思いがけない返事に返事を重ねる。 「そんな長文に返信してくるあなたも大概ですね」 「海外ですか?」 「日本です。深夜に長文を書いて送りつけています」 「変態ですね」 「あなたも」 「毎日こんなに遅いんですか?」 「いえ、今夜は特別です」 「あなたも?」 「締め切り前で、今夜は特別です」 「運命ですね
多様性というと人種とかLGBTQの話が直ぐに頭に浮かぶでしょう。 でも私にとってはアンチ同調圧力なのです。 同族内のいじめのようなやり取り、マウンティング、端々に感じる嫌味、仲間を従えた圧力。そう同調圧力の巣窟、それが日本企業のあるあるだ!と声高に言いたくなるのです。多様性とはほど遠いところにいる皆さんがダイバーシティインクルージョンを唱える度に、嘘つけ!と言いたくなる。いや、もしかしたら人種差別やLGBTQに至っては平等な目を持てていますということなのかしら。 その前に灯
多脂肪低糖質な生活をスタートしたら、初日で500g減った。お腹も心も満たされている。
仕事に追いかけられる毎日が続いているけど、不思議なことにそんなに嫌では無い。 好きを仕事に、なんて、何かのCMみたいだが、それを体感している。 やること多いし、カオスな毎日で働きすぎて身体中が痛いし、寝不足も重なってパフォーマンス落ちて上手く行かないことに苛立つけど、でも好きってことだけで頑張れている。 好きを仕事にできる人間は数少ないと思うから、とても幸せなことだなぁー、と、つくづく思う。 あとは、リソースと予算と休みがもらえたら最高だぜっ! とはいえ、ずっと仕事の事を
ずっと気になっている事があるんだけど、何で小さい頃になりたい職業聞くんだろう?私の幼い時もそうだった。今もランキングを毎年出してるけど、アレ何の意味があるの?YTerが流行ったら上位になる。それだけ。で?流行りに乗るくらい純粋で国が平和かどうかを見てるってこと?
リソースが限られていて成果を上げるには、集中と選択が必要なんだ! って、みんな言う。そこまでは結構な割合でみんな考えているでしょう。 ここからが問題。結局アレもコレもやりたい。今やりたい!何でできないの?サクッとLP作ろうよ。そんなにこだわらなくていいよ。サラッと修正してさっ。来週には行けるでしょ!! 黙れ。 そんなサクッと作ったものに人はついてこない。 人間の感情はそんなに短絡的じゃない。テキスト追加してそれらしいビジュアル入れて、フォーカスターゲットに合わせた風にして
彼もまた強いのだろう。 恋愛は2人でするものだ。 不満と不安を抱く私を見て 完全に幸せではないはず。 彼もまた不満があるのかもしれない。 種類がちょっと違う。 不思議なのはそれでも一緒にいることだ。 ぬくぬく過ごせる事を一旦忘れて、 それ以外何も無いのか? 彼もまたちょっと我慢すれば、 今の生活を脅かされることは無い。 少しの小言や不満を聞いて、 時をやり過ごせば良い。 本当にそうなのだろうか。 それはやはり少し辛い。
筋トレを始めようと心に決めてから3週間は経っている。 ジムまでは徒歩10分程。近い。 やる気もある。いや、無いのか?実行していないのだから。 仕事が忙しい。仕事が忙しいとは、仕事の事ばかり考えてしまって脳みそが忙しい状態を言う。 その上、家事もある。毎日ご飯を作って洗濯して、掃除して、あー、しんどい。 でも分かっている。しんどい時こそ、筋肉を動かした方が良い事を。 脳の疲れがフィジカルな疲れに移管されると聞いた事がある。確かに疲れている時の運動は心と身体がリフレッシュして、
空気を読むことが正解という教えを受けて幼少から大人まで生きてきた。そんな日本人は多いのでは無いだろうか。 漏れなく私もその1人だ。 空気を読むと大人は喜ぶと言うのが、小学生の私が抱いていた気持ちだ。 自他共に認める生意気な大人びた子供だった。 ただそんな子供は大人には都合が良い。 そして子供たちには少し疎まれた。 勉強も嫌いではなく、外で遊ぶのも好き。ゲームに染まる子供を外に連れ出してくれる私は、友達の親にも評判が良かった。 空気を読むと大人が喜ぶ。喜ぶ顔は見ていると気持ち
何でも聞いて!何でも言っていいんだよ。我々は平等で上下なんて無いんだから! 「心理的安全性憧れ」の企業が増えて、こんな事をよく聞く様になった。 憧れてるだけに、中身が伴ってない企業に出会う。 もう2社ほどそんな会社に出会ってしまい、もはや心理的安全性の話をしてきたら、それは「危険信号」と捉えている。 ちなみに心理的安全性(Psychological Safety)とは、組織の中で自分の考えや気持ちを誰に対してでも安心して発言できる状態のこと。1999年に組織行動学を研究す
いつから強くなったのだろう?今始まったことじゃ無い。 小学校の同級生と大人になって再開した。 そんなに仲良かったわけじゃ無いのに、 それでも田舎の知り合いに出会うと懐かしいと思う。 案の定、そんなに会話は弾まない。 大人になったからといって、根本的に合わないものは合わないのだ。 ただ帰り際に、 「少しも変わって無いね。話し方も考え方も。」 そう言われて、えっ?、と、思ったけど、 何度も咀嚼して、なんだか納得した。 結局何も変わっていないんだ。 成長する過
なぜこんなに不安になるのだろう?彼は昔からお金には縁が無かった。 私の知る限り。 知らなかったのは日々の半分を寝て過ごすことくらい。 猫は1日16時間寝るらしい。 犬のように忠実な彼は、猫だったのか。 猫のように愛らしく、犬のように懐いてくる。 愛おしさと不安で押し潰れそうになる。 いっそ、犬と思ってしまえばよい。 犬に経済的な不安や不満を抱いたところで、 どうしようもない。 伝えたところで、首をかしげるくらいだろう。 でも彼は犬じゃない。 この繰り返し
言わなくても分かる関係正直、そんなに憧れない。 言いたいことが言える方が、 精神的にも安定する。 ただ言っても伝わらないのは、 手の施しようが無い。落胆。 結局気が付けるかどうかは、 言う前から決まっている。 それでも言うことに意味が無いとは思わない。 問題の一部くらいは伝わるからだ。 0点とは違う。 加点さえあれば、私は耐えられるからだ。 まるで一人で生きられるように強い。 でもそんな人生はつまらない。 愛する人と共に生きたい。 ただそれだけのため
恋愛の数は多くない。 一つ一つが長すぎた。 別れた時は離婚後(したことないけど)の様にスッキリした。 目の前が明るくなった。勿論哀しさや侘しさも。 生活の一部が無くなって、一人で生きる方法が分からなくなった。 そこから立ち直ると、また恋をする。 暫くはそのつもりも機会も無かったけど、 昔の恋の記憶が定かじゃなく、なんであの人のことを好きになったんだっけ? 疑問を持てるくらいになった頃、 また恋をした。 そのおかげで今はHell hole 大好きではあるけ