TM-6.2.3 (K4)ツール選択計画を策定するために、リスク、コスト、利点などを含む前提の状況を評価する。
初期コスト
* 目的と目標を満たすためのツール要件の定義
* 適切なツールとツールベンダーの評価および選択
* ツールの購入、適用、または開発
* ツールの初期トレーニングの実行
* 他のツールとの統合
* ツールをサポートするために必要なハードウェア/ソフトウェアの購入
固定費
* ツール所有コスト
* 別の環境へのツールの移植
* 将来のニーズへのツールの適用
* 選択したツールを最適に使用できるようにするための品質とプロセスの改善
リスク
* 組織の未成熟性(ツールを使用する準備が整っていない)
* テスト対象のソフトウェアの変更により、ツールによる成果物に複数の版(リビジョン)が必要となるため、ツールによる成果物のメンテナンスが困難となる可能性
* テストアナリストによるテストタスクへの関与の減少がもたらす、テスト価値の低下(たとえば、自動化したスクリプトを実行しているときのみ、欠陥検出の効率が低下してしまうなど)
ツールの導入および使用がもたらす利点
* 反復作業の減少
* テストサイクル時間の削減(たとえば自動回帰テストの使用による削減など)
* テスト実行コストの削減
* 特定のテストタイプのテスト実行数の増加(たとえば回帰テストなど)
* テストのさまざまなフェーズでの人的エラーの減少
* テストに関する情報にアクセスするために必要な工数の削減
* ツール使用により可能になるテストタイプの増加(たとえば性能テスト、ロードテストなど)
* 自動化を実現したテスト担当者の地位と、洗練されたツールを理解した上で使いこなすことを示すことでのテスト組織全体の地位の向上**
問題
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