ゴミの城〜015~モチベーションを上げるには
心が折れて二ヶ月も放っておいたが再び実家へ顔を出し、今度は少しずつ家を片付けている。
心が折れた要因を前回も書いたがまとめてみる。
作業の停滞~以前は掃除をしてゴミをまとめたときにゴミ袋が何個もできると達成感があった。それが庭の掃除になると鉄などの粗大ゴミやプランターに入っている大量の土、伸び切って二階の屋根をも越える木や大きな水槽だらけで思ったように進まなくなった。
現在の両親~父は去年亡くなり、母は少し言動がおかしい。病院で診察してもらったが認知症の診断は下りなかったが視点は宙をさまよい、実家に行ってもしばらくは僕を分かっていないような顔をするし、ときどき「赤い女に来るなって言われた」などと訳の分からないことを口にする。
自身の老化現象~人や物の名前が出てこないし、老眼でメガネをしないと爪すらも切れない。五十肩で背中も掻けないし、シャツに腕を通すだけでズキンと泣きそうなくらい痛みが走る。夜中にトイレに行きたくなって何度も起きなければならない。
訃報を読みあさる~映画を観るのが好きでよく映画を観たりしていたが、古い映画だと出演されている方々がほとんど亡くなっていたりする。そのままネットで俳優さんのことを調べて「あの人も、この人も亡くなったのか……」と想いが過去へと向かっていく。
実家の現状~兄は引きこもりだったので定職もなく収入もない。母親の年金のみだ。僕も貯金がないし援助ができない。実家を片付けたところで母親が亡くなれば家を手放さなければなれないと思う。片付けても意味がないのではないかと思い始める。
そんな状態で実家に行くと過去にすがってしまう「子供の頃は楽しかった」「家もキレイだったし、両親も元気だった」
それが今は……。
そんな状態で熱をだして寝込み「このままなら逝ったら楽かも」とちょっとだけ考えた。
今から思えば頭をスキンヘッドにしたり病んでいた。いつまでも死にとり憑かれていても仕方がないので、ちょっと色々と始めようかな。文章を書くと考えがまとまるし、スッキリもする。まぁ、こんな真夜中に起きているのだから、まだ病んでいるのかもしれないが……。
とりあえず実家へ行っても、窓をキレイに拭いて帰ったり、物を少しだけ動かして帰ったり。そんなことから始めている。
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