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ヨーロッパ 旅 ⑤ ルーマニア

■始めに

僕は今回105日間、41カ国ヨーロッパ一人旅をしてきた。
詳細は以下の記事。

帰国して思ったのはこのまま自分の記憶のまま終わるのもいいが、時日が経つと薄れてしまうもの。なら紀行文でも書こうかと。またせっかくなら誰かの参考になれたら僕自身も嬉しいのでこのnoteにつらつらと記していこうと思う。
文章が稚拙でかつ平坦なのはご愛嬌でよろしくお願いします。

■これまでの記事

①1日目〜4日目
成田→シンガポール→アテネ(ギリシャ)編はこちらから。

②5,6日目
ティラナ(アルバニア)編はこちら。

③7~9日目
オフリド(北マケドニア)→スコピエ(北マケドニア)編はこちら

④10~12日目
ソフィア(ブルガリア)編はこちら


■⑤ヨーロッパ旅 13〜15日目

日時:2022年11月5日~11月7日
場所:ソフィア(ブルガリア)→ブラショフ(ルーマニア)→
ティミショアラ(ルーマニア)→ベオグラード(セルビア)

ルーマニア

■11月5日(土)

ソフィア(ブルガリア)→ブラショフ(ルーマニア)
〜渡航13日目〜

●記録

日が変わる頃にまでなるとクラブはごった返す。

さすが後輩のオススメのクラブだ。
僕は一人だから少しいづらいものの「アジア人=目立つ」を利用して友達を作ろうと決めた。決めるとすぐだがグループの友達ができる。英語が通じないのがネックだが音楽とお酒で盛り上がった。半分以上が現地ブルガリア人だがちょこちょこ違う国の人、
ギリシャ人ポーランド人だったり。

ブルガリア人
ポーランド人

聞くと仕事できているとのこと。ヨーロッパは大陸だからこそ行き来がしやすいんだなと。
ここのクラブは日本のクラブでも流れているような定番のクラブ曲が沢山流れる。アルバニアと違いその国の曲というのはあまりなさそうだ。
年齢は様々。まあまあ上の年齢の方に見える人もちらほら。
人種はほとんどのほとんどが白人でアジア人はいない笑。だから目立つのかちょこちょこ話かけられた。

そんな感じで眠さもありつつ病み上がりの疲れもありつつたまに座ったりして3時ごろ
人もだいぶ帰りそろそろお開きかなというところでさすがに眠すぎたので昨日まで泊まっていたホステルに荷物を置きっぱなしということもあり戻る。外が本当に寒かった。夜の道は変な奴らもいたが大体お酒で気が大きくなってる感じだったので特に何もなく。
ホステルに行くと共有ルームのところにソファがあるのでそこでアラームをセットして2時間くらい睡眠。寒いということもありほとんど寝れないが、寝ないよりかは体力回復した。

で荷物持って6時ごろタクシーを拾って列車の駅へ。

20分くらいタクシーに乗って駅に到着。現金は残してあったのでタクシー代は払えた。
少し残っていたので駅でチョコクラッカーを買う。150円くらいだけ残った。駅はというと英語で書いていないのと初めてのヨーロッパの列車。どの列車なのか、またどこがプラットフォームなのかさえ全くわからない。
するとなんだか首からぶら下げている少し小汚いおじさんが話しかけてくる。英語でないのでよくわからないものの、なんだか教えてくれる感じだ。これはこれはとついていった。

教えてくれるおっちゃん

ただこのおじさんいかにもっていう感じで悪そうな顔をしている。海賊にでもいそうな風貌だ。親切に列車のドアまで開けてくれた。
予想はしていたが列車まで着くと一言「マニー」という。

なんとなくの想像通り、金をせびってくるやつだった。ただ先程のタクシー代と残りを使ったから150円ほどしかない。
彼は30ユーロとか言ってる。日本円でいうと4500円だ。まあこのパターンは中国でも東南アジアでも経験済みで特段慌てることもなく。残りの150円ほど渡し、あとはノーマネーと伝えた。ユーロは持ってたが。
するとけっこう怒って「ノー、ノー!」という。ちょっと案内してもらっただけでそんな大金も渡したくもない。こっちも「ノー、ノー!」といってやった。するとすごい顔をしてきてしばらく睨んできた。だが僕も負けじと睨み返してやった
すると諦めたのかスタスタ歩いて帰っていった。変なおじさんだ。また自分の経験値が上がってることがわかり少し嬉しかった。

で本当にこの列車かはわからないので乗客何人かに本当にここ行く?と聞きチェックをした。
で無事発進。これは7時15分発の列車。3回乗り換え、到着は20時10分 ルーマニアのブラショフ13時間の列車旅だ。


進むと車掌さんが来る。ユーレイルの3ヶ月フリーのアプリのページを見せるとOKとのこと。すごいユーレイル。本当にこれさえあればどこでもいけるかもしれない。ですんごく眠いから就寝。
終点までいき、乗り換え→また乗り換え。天気もいいこともあろう、とても楽しかった。列車はお世辞にもキレイと言えないがコトコト進んでいく田舎道は本当に楽しい。まさに思い描いていたような世界の車窓からの世界がここにあった。

何もない列車もまたいい。
本当に贅沢な時間だった。定期的に乗り換えるが乗り換えの合間に少し時間がある時は少し外に出てみたり、待っている乗客をみてみたり旅感が満載だ。

で三つくらい乗り継ぐとルーマニアへ。

本当にユーロ圏内はパスポートチェックないんだと実感した。ルーマニアのブカレストの駅に乗り継ぎで着く。ヨーロッパの列車は改札がないところも多くなんだか不穏な感じがする人もちらほらいる。
日が沈み、また寒いのもありなんだか首都の駅なのに物騒な感じがした。

あとは現地の通貨がなく、食料は列車乗る前に買ったチョコとクラッカーのみ。昨晩の夕食以外朝から夜までクラッカー一つで13時間はまあまあお腹が減った。
クラッカーについている塩の一つ一つを大事に食べた。これも旅っぽいと思うと頑張れたのでそう思って頑張った。

20時過ぎに到着、「ブラショフ」。ATMでお金をおろす。

ルーマニア レウ

市内までまあまあ距離があったのでUberが使えたのでそれでタクシーを使い予約したホステルでチェックインした。
荷物置いて一目散に食べれるところを探す。

ブラショフはとても整備されている旧市街なのだろう街は明るければレストランや人々にも活気がある。観光地なのだろう。だからか値段を見るとけっこう高め

その中でも食べれるものを探した。

看板が少し古いマクドナルド


少し離れたところにマクドナルドくらいの価格帯でこっちのチェーン店らしきところを見つけた。そこでプレートを頼む。なんだかんだファストフードとしては高い感じだった。味は、とういうと、最悪
本当に鮮度が悪いのがわかる野菜や肉。味付けもなんとも言えない大味

これでこの値段払ったのかと思うと後悔しかなかったが、食べているとシフト終わりらしき方が英語で話かけてくれた。とても英語が堪能というわけではないが丁寧にここのエリア付近の観光地を教えてくれた。そういう人との出会いがあったのでまあ結果オーライということで。
で市内の中心に戻りうろうろした。土曜日の夜ということもあるのか店によっては盛り上がりがある。一つ試しに入ってみてみると若者団体三組くらいがとても盛り上がってた。何も買わないし、すぐ出てきたが店の感じは興味深かった。
で明日しっかり活動しようと決めスーパーでいくつか買いホステルに戻る。
買ったヨーグルトを食べて就寝した。

●払ったもの

ブルガリア 1レフ=約73.7円(2023年3月6日現在)
ルーマニア1レウ=約29.23円(2023年3月8日現在)
・クラブ服預け 2レフ
・トイレ 1レフ
・ソフィア 駅までのタクシー 6 レフ
・水、チョコ、スナック 3.5レフ
・案内してくれたおっさん 1.8レフ
・ブラショフ タクシー 16.6レウ
・ケバブ 35レウ
・宿 約2575円
計 約5137円

■11月6日(日)

ブラショフ(ルーマニア)→列車
〜渡航14日目〜

●記録

朝。シャワーを浴びてチェックアウト。荷物を置いて外に出る。

中心のところはパン屋では人だかりができている。朝ごはんはパンなのだろう。それにしても人が多かったので美味しいのか興味を持ち買ってみた。

確かにサクサク出来たてで美味しい。二個頼んでまだお腹減っていたので違うパン屋もハシゴして三つパンを食べた。
でスーパーでヨーグルトを買って探索。

今日の目的はルーマニア名物のドラキュラの城に行くことだ。ただスマホの調子が悪くデータ通信ができない。後で分かったが買ったSIMカードの容量が切れていたのだ。なのでもう原始的なスタイルで人に聞いてバス停まで頑張って行き、また人に聞いてドラキュラの城行きのバスに乗ってそこまで行けた。1時間ほどバスに乗り、現地へ。日曜日というのもあるのか人だかりがすごい。周りにはドラキュラ関連のグッズを売っている屋台が溢れかえり、いかにもといった観光地だ。歩いていると見えてくるドラキュラの城。今日は曇りというのもあって何とも趣深い感じ。

ドラキュラの城 ブラン城

で中に入るにはチケットが必要とのことで探してみるとこれまた長者の列。2時間待ちとのこと。これは待てないわ。
とも思った上に値段を見ると入るのに1500円ほどする。ルーマニアの物価で考えるととても高い価格。なので、ケチって入りませんでした笑。

その代わり周りのところを沢山散策。お土産売り場には沢山の食べ物ドラキュラ、ハローウィングッズ

お土産
野犬

そしてそこにたかる人と食べ物が下に落ちているからだろう、野犬が何匹か。ルーマニアは野犬が社会問題になっているほど増殖していて、これが観光の妨げだったり治安の悪化とされる一つになっているそう。だからかここにも野犬がいた。
観光しに来ている人何人も野犬に吠えられていた。

周りを回ったので戻ることに。現地の人に尋ねてバス停に行くもバスの時刻表がない。よくみてみると剥がされた跡がある。
タクシー運転手がタクシーを使わせるために剥がされたらしい。強欲な人たちだ。ただ話によると1時間後にくるとのことだったので待っていると続々と人が増えてくる。みんなここがバス停なのか分からず困っているので教えてあげると必然と会話が始まり1組と仲良くなった。
一人はたまたま同じホステルに泊まっているマルタ人で一緒に帰ることになった。僕は今日をもって別のところに移動しようと考えていたら彼と移動時間が近く、またその途中で一緒に早めの夜ご飯を食べることに。

名所
名所

ルーマニアのローカル料理に行った。彼が昨日食べて美味しかったというお店だったが、ちょっとおしゃれな感じなレストラン。少し高いなと思ったが断ることも悪いのでそこでお勧めのものを頼んだ。
玉ねぎを温めたものぬちゃっとしてるとうもろこしを潰したもの?、とお肉だった。味付けはとても美味しいが、少しぬちゃっとしたものの食感はなんとも言えなかった。ただこういうの食べたことがなかったので良い体験

で荷物をホステルから取ってきてバスに乗って駅でバイバイした。

マルタ人と

僕は今いるブラショフから国を移動してセルビアに行きたかったが、セルビアまで行く情報が得られず。
じゃあとりあえずセルビアとルーマニアの国境近くの「ティミショアラ」というルーマニアの街に行けばどうにかなるだろ。という淡い考えでティミショアラまで向かうことに。ただここのブラショフから直通でティミショアラまでは行けない。

20時に乗った列車は次の日の朝4時半ごろに一度降ろされ、1時間後の列車に乗り継いでそこから2時間かかるらしい。まあ気合!ハードなのも良い体験だ!とマインドを上げて列車に乗った。

●払ったもの

ルーマニア 1レウ=約29.23円(2023年3月8日現在)
・ヨーグルト、缶ビール 8.06レウ
・朝 ピザ、パン 12.8レウ
・牛乳 5.29レウ
・ウーバー 13レウ
・ドラキュラ ブラン城までのバス 13レウ
・トイレ 2レウ
・ウーバー 16レウ
・帰りのバス 13 レウ
・ヨーグルト、水、チョコ 8.6レウ
・夜ごはん レストラン 54レウ
計 約4260円

行儀の悪いおっちゃん

■11月7日(月)

列車→ティミショアラ(ルーマニア)→ベオグラード(セルビア)
〜渡航15日目〜

●記録

寝たりボーっとしたりの8時間
朝4時半過ぎに人気のない駅に降ろされた。
ここで1時間待機して次の列車に乗り換えれば朝7時半ごろに目的地であるティミショアラに着くとのことだ。なので電車に降りてプラットフォームに待機してたがとても寒い。そして眠い。でも寝過ごすと終わりだ。
目をこすってで動いてないと寒いから歩き回って
暗い上に全く人がいない・こんなことをしている自分が面白かった。

で乗り換えて7時半ティミショアラ。駅に降りる。中心が歩いて30分ほど。頑張って歩いた。まだ早いのかどこも閉まっている感じ。街並みはというとソ連時代の様子が残っているのか、建物がとても質素無機質なやつ。

で開いているところを探すも開いてないので中心の広場で待機。幼稚園or小学校の課外授業なのか、子供たちが沢山集まって先生の指示に従って歌を歌っている。
子どもによっては頑張って歌う子もいればめんどくさそうにテキトーに歌う子、友達にちょっかいを出す子もいる。子どもの様子はなんだかとても元気づけられた。

ルーマニアの子ども

でそんなかんだしているうちに10時ごろとなり店が開きだしたので開いている店でごはんを食べつつゆっくりすることに。
そこまで値段も高くないモーニングプレートなるもの食べた。

またここはWi-Fi使えるところだったので「セルビア ベオグラード」行きの何かがあればと探すがなかなかヒットせず。店員に聞いてみると調べてくれた。唯一小型バス(バン)今日の夕方から出ているとのこと。
サイトを教えてもらって連絡すると空いているとのこと。またそのバスは乗客のところまで来てくれるという。すごいバンだ。予約した。
「どこにバンは来て欲しい」か聞かれたが土地勘がないので「ここら辺で有名なものは?」と聞くと少し歩いたところに大きなショッピングモールがあるからそこの目前15時が集合場所になった。
なのでそこのショッピングモールへと向かう。ティミショアラはそこまで大きな都市ではないと思う。しかしこのショッピングモールはほんとに綺麗で大きい。スタバもあった。とても商業的で時間潰すにはもってこいの場所だ。

そこはWi-Fiも兼ね備えていたのでそこで今日の夜着くだろうベオグラードの宿をとり、残ったルーマニアのお金を使うべくスーパーで色々買った。

でどうにか時間を潰して15時。指定されたところに行くも全く来る気配なし
一時間待っても何も音沙汰なし。流石に遅いだろと思ってWi-Fiエリアに行き電話をかけるとあと30分待ってくれとのこと。30分まった。

それでも来ない
またWi-Fiのエリアまで行き待機してると電話が。バス会社からだ。
出てみるとキレてる。「どこだ。早く行くぞ。来い。」とのこと。
いや待て待て。こっちは一時間半以上待ってる。なんで怒られるのかも分からないし、来いと言われたがなんならずっといる。

でも少し場所違うのか、と思い周辺を走り回るがそれらしきところはない。謎だ。でまたWi-Fiのところに行き電話する。すると「ずっと待ってる。黒色のバスだ。」という。

だがそんなバスはいない。「場所教えろ」といったら「ガソリンスタンドが近くにある」とのこと。僕の周りにはガソリンスタンドはない。
困ったので歩いている人に聞いたらずっと先だという。置いてかれたらベオグラードに行けない、宿代もぱあになる。それは悔しい。15分くらい走った。
走ってまた歩いている人に聞く。するとたまたま英語ができる人。聞くと2キロ以上先だという。走っても20分くらいかかるよと。そんなのいけるわけない。あっちはもう行くと言っている。タクシーを探した。タクシー何回も見つけたが現金のみとのこと。現金は先程ショッピングモーるで全て使ってしまった。
どうする。冷静に考えてみた。

そもそもあっちのミスだ。なのにタクシーを使って行くのは変ではないか。なめられているとしか言いようがない。もう一度Wi-Fi環境あるところを探して電話した。「おかしいだろ。俺はお前らが行ったところでずっと待ってる。おかしいのはお前らだ。ここにいる。早く来い!」といってやった。するとこっちの勢いに負かされたのか小声で「okey…」と言ってきた。

15分後素直にちゃんときた。他の乗客は大分待たされたのだろう、まあまあ嫌な顔してたが弁解した。英語が通じていたかは分からないが。で口論をした運転手は嫌な顔しながら「次は気をつけろよ」とのこと。いやいや僕じゃないし。

と思いつつ。で運転手と僕は変な空気になっているのに席は助席を案内される。四時間気まずい雰囲気の中「セルビア ベオグラードへ。

ベオグラードに入り、どこに行きたいんだと言われホステルを見せるとしっかりそこまで送ってくれた。「ありがとう」というとこちらこそ。とのこと。

色々あったがまあ良い経験だった。

でホステルへ。共有ルームに多くの人が集まってる。荷物置いてそこに行き話をしてみると一人はイングランド人。さすが母国語。早くて全然何を話しているか分からない。
テキトーに頷いた。
もう一人はセルビア人。ここの近くにあるベオグラード大学に通っている人らしい。ここには泊まっていない人らしく、この共有ルームはただ遊びに来たとのこと。彼は日本に興味を持ってくれ長い間話た。で明日また動こうと決め僕は就寝。

●払ったもの

ルーマニア 1レウ=約29.23円(2023年3月8日現在)
1ユーロ=約143.87円(2023年3月8日現在)
・トイレ 2レウ
・モーニングプレート 38レウ
・宿 ベオグラード 17.55€
・ルーマニアからベオグラードのバン 25€
計 約7327円

■次の記事

次はベオグラード(セルビア)の体験を綴る。

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