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雨が止んだら

雨が止んだら
と、ひとは考える
雨に打たれながら


この先どうなるんだろう
と、ひとは考える
いまの境遇に居ながらにして


答えをださなければ
と、ひとは考える
問題を前にして


このようにひとは無意識下に
そう考えるように仕向けられている


そうすることで
今をおろそかにしている


今から遊離することで
その雨はいつまでも止まず
常に先々を心配し
目の前に問題が山積する


それらの繰り返し、反復を「人生」だ
と、ひとは考える


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Monikodo
東洋哲学に触れて40余年。すべては同じという価値観で、関心の対象が多岐にわたるため「なんだかよくわからない」人。だから「どこにものアナグラムMonikodo」です。現在、いかなる団体にも所属しない「独立個人」の爺さんです。ユーモアとアイロニーは現実とあの世の虹の架け橋。よろしく。