地球に落ちてきた男
30年来のフリークだったデイビッド・ボウイではあったが、
2016年1月10日の彼の死と同時に、僕の中での幕はいったん閉じた。
というのも、遺作となった『ブラックスター』のプロモーションビデオを観るにつけ、裏になんだかオカルトっぽい禍々しさがあるような印象を受けたからである。
「ああ、やっぱり最後の最後でこれ(終末論的な世界観)か・・・」
もっとも彼が”魔人?”アレイスター・クロウリーを生み出した「ゴールデンドーン(黄金の暁団)」という結社に傾倒していたことは、比較的有名な話だし、事実、初期の『ハンキードリー』というアルバム所収の『クイックサンド(流砂)』という楽曲の冒頭に、ゴールデンドーン崇拝的な歌詞があったりで、まあ、「そんな気がしていた」だけの話ではあるが。
もちろん、それが「悪い」わけではない。
魔術にしてみても、とかく「黒魔術」が一人歩きしがちだから闇のイメージが付きまとうが、魔術自体が「悪い」ものでもない。
よく見極めてからでないと軽々に答えを導くことは危険なんで、いったん棚上げした格好である。
事実「黄金の暁団」自身は、神智学とも紐づけられるような秘教体系を持っており、かの有名な詩人のイェーツも深く所属していたことは知ってはいたものの、結局のところ”連中”のお家芸である「乗っ取り」にあった”魔術クラブ”か、くらいに踏んでいた。ブラバツキー夫人の偉大な功績を、闇側にすり替えた勢力のそれである。
著名なポップスターのほぼすべてがイルミナティに絡めとられているわけで、正直ボウイも「結局それかよ」と半ばあきらめかけていたわけである。
その中で、ジョン・レノンやマイケル・ジャクソンのように、あからさまに”反体制”的なパフォーマンスや歌詞でやっちゃうとどうなるか?
もっとも、ボウイ自身も「グーグルはイルミナティそのものだ」という遺言を残すほどであるならば、翻って、彼は「反体制」だという見方も大いにあり得る。
また、彼は「ロックはいつだって悪魔の音楽だ」と語っており、むしろ自身ロック畑に身を置きつつ、それを客観視(悪魔と対峙)している節もある。
そういえば今更ではあるが、彼のアルバム『ダイヤモンドドッグス』所収の『1984』は、まんまジョージ・オーウェルではないか?(少なくともこのアルバム自体はディストピア社会に向けての彼の絶叫ともいえる「警告」であることは間違いない。イントロの「これはもはやロックンロールではない! ジェノサイドだ!」というナレーションのなんとカッコいいことか・・)。
となると死因の「肝がん」ももしかして・・・などと勘繰りたくもなる。(そんなことは朝飯前ですからね)
その人物が白なのか黒なのかは、なかなか単純に判断が付きにくい。
まして世界的なインフルエンサーともなると、さまざまな確執や世論をおもねって、表裏の顔を持たざるを得ない場合も多い。
さてまあ、前置きはこのくらいにして、単なるボウイフリークの回顧談なんてどーでもいいことでしょうから。
ただ、いくら贔屓の人物であろうが、いくら大物ポップスターであろうが、単なるその辺のガラクタならば、ここにわざわざ項を立てて云々しませんね、僕は。
ところが、まったく意外な方面からそのデイビッド・ボウイを評価する声が上がっているんです。
【カウントダウン】2027年のエイリアンメッセージ
その方は、ウェイン・ハーシェルさん(南アフリカ在住)。
まずは、彼の瞠目すべき業績に触れてみたいと思います。
彼は、天文や世界各地の古代遺跡に隠されたレコード(記録)を読み解こうと世界各地を回り、その実証データを基に、出版など精力的な活動をされている方。
その方面の識者はもとより多くの読者から厚い支持を集めている。
代表作はこの『HIDDEN RECORDS』(隠された記録=残念ながら邦語訳は未刊なようです)。
さて、そのハーシェルさんの熱烈な支持者であるハンガリーのマートン・モルナール・ゲブさんが開設した『Ancient Star Maps』というサイトに、その研究成果が披露されています。
このサイトは、有志による次のような高邁な目標を掲げています。
ゲブさんは、ELTE大学(ブタペストきっての名門校)で自然科学と地理学を学ぶ傍ら、このサイトを運営しているそうです。
それは、どのキーワード一つ取ってもわくわくするような内容であるにもかかわらず、大変に平易で、好奇心をそそる語り口で説明されています。
(「日本の起源」についての記載もあり)
日本語訳でも読めますからぜひ一読されてみてください。
さて、ウェイン・ハーシェルさんは、ついに最終段階へ到達してしまったようです。
なぜ最終段階かというと、もはやそれまでの「論説」や「考究」つまり「学問のための学問」というものではなく、結論が向こうから現実のものとしてやってくる日を確定してしまったからです。
それは、まさにボウイの言う
「スターマン」との邂逅の日(ファーストコンタクト)
です。
いわゆる「ファーストコンタクト」にかかわる確信めいたこの表記はどうだろう?
それはまるで1977年、イギリスの南部テレビ局放送中に起きた「電波ジャック」事件が、その予行練習であったかのような気持ちにさせる。
コンタクトは、おそらくは2025年を通過した数年後にやってくるだろうと、僕も感じていたものだから、なんとも符合する。
そこには、この地球の支配層の「悪」が全世界に向けて露呈されるという「予言」もあるが、実は「2012年世界の終末」という古代マヤ歴の日付とその意味は大きく違っていたとも(マヤ人は「終末」ではなく、「目撃」と「使者」と言ったのだ)。しかも、その論はハーシェルがアトランティスの遺跡を調査中に奇跡的に獲得した物的な証拠と、それに基づく解析から割り出された日付が、
2027年
であったことに基づいている。
端的に言えば、それはプレアデス人がわれわれ人類に向けて一夜で表したメッセージそのものであった。
彼の近作『HERSCHEL'S ATLANTIS』では、その日(ファーストコンタクト)までのカウントダウンタイマーが刻一刻と稼働している。
それはアトランティスの日であり、
プレアデス人の帰還の日である。
『神々の指紋』のグラハム・ハンコック氏らが投げかけてきた超古代へのサジェスチョンは、まさにこの著作(理論)によって、それらに明快な解答を与えるものともいえる。
ハーシェルは物的証拠をもとに、当時、ヨーロッパ大陸から分離していた現在のスペインのバスク地方、ポルトガル周辺を「アトランティス大陸」であると特定した。
これは、「大西洋に沈んだアトランティス」を説いたプラトンが正しかったことを証明することでもあった。
そこにはプレアデス、そしてオリオンの大星団の痕跡が存在する。
これは、僕の情報源のいう「アトランティスはもともとプレアデス星団にあったもの」を地球の大西洋上に転移したものという説もうなづける。
それはすべて意図されていた
さて、デイビッド・ボウイだが、あまりそちら(ロック)系にお詳しくない方でも、その中性的な容姿と宇宙的な世界観、カメレオンのように常にメタモルフォーゼするキャラクター・音楽スタイルはご存じかもしれない。
そのボウイについて、ハーシェルさんはこう語っている。
全文をご紹介すると冗長になるので、かいつまんでここに引用します(太字=Monikodo)。
やや持ち上げ過ぎかな、とも取れるハーシェルさんの「ボウイ讃歌」は、もちろんよくあるミーハーなそれでも、ロックおたくのそれでもない。むしろ、ボウイが死を前に、公然と、しかしひっそりと世界へ向けて提示した暗号が、この地球の未来を書き換える星々の座標軸であったことの発見と、彼に対する畏敬である。
「いやいや、ボウイさん、最期に実ににくいことをやってくれたじゃないか!」
そっと、誰も知らない秘密に舌打ちをする。
それにしても・・・
「それにしても、もう残り少ないではないか」
不和・不満だからこそ創造するんだ!
ちなみに、
この方はプレアデス星系の「ニューリラ」という星から来た。
仲間からの疎外感
社会からの逸脱感
理解したうえでの渇望感
理解されない空漠感
共感への違和感
それら不和の感覚を抱えて生きる
スターシードの方々。
それらは、実はあなたのこの地上での創造の原動力だ。
しかし、
あなた方の自意識は、まだ甘いのかもしれません。
トップスターの座に上り詰めたものは、
常に「評価の対象」になる。
本当のところは理解されず、
的外れなところで共感を呼んだり、騒がれたり
闇に忖度したり
ファンに媚びたり
そうせざるを得ない立場に立つ
そんな気はさらさらないのに・・・。
その凍り付くような孤独感はどんなものだろう?
文字通りのスターマンは、
皮肉なことに
名声の裏で
その名声の依って立つ支配者層へ牙をむく
それはさながら自傷行為である。
なるほど、
「ロックンロールの自殺者」か。
おまけ