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登美彦氏と万城目氏 それから上田氏

実のところワシは森見登美彦作品のファンで、氏がぽつりぽつりと更新するはてなブログをフォローしているのだ。

そんな森見氏が盟友とも言える万城目学氏(この人の作品も好きです。「鴨川ホルモー」や「鹿男あをによし」も良いけれど、ワシは短編集「ホルモー八景」に収録された「長持ちの恋」がイチオシです。レイちゃん主演で映像化してほしい)の直木賞受賞についてどのような心持ちなのかが気になってはいたものの、特に調べたりすることもないままであったところ、たまたま覗いたはてなブログにまさに万城目学氏の直木賞受賞時のことが書いてあった。

ふたりとも京都大学卒ということでこれまでも親交があったことは知ってたし、(森見氏原作で久保ちゃん主演だった舞台や万城目氏原作舞台にレイちゃんが出演するなど)数々の舞台原作として両氏の作品を採用してきたヨーロッパ企画の上田氏とも仲良くやっている事も知ってた。それにどこからでてきたのか綿矢りさ氏(「勝手にふるえてろ!」は原作読んでないけど、映画はとても良かった)も参加して待ち会をした顛末が書いてある中で、京極夏彦氏を待ち会に呼ぼうとしたけれど、よく考えたら京極氏は選考委員でダメだと気づいたという下りなど、彼らが描く小説の登場人物なみのマヌケさに加えて京極夏彦とも知り合いなんだという驚きがあっておもろかったですね。

慌てて記者会見に向かい、その最後の出来事に二人の関係性が垣間見えた気がしてとても良いです。

会見をしめくくるにあたって万城目氏は、
 「次は森見さんだとバトンを渡したい気持ちです」
と言った。

 「そんな重いバトン、いらんわい」
というのが、登美彦氏の正直な気持ちである。

この門をくぐる者は一切の高望みを捨てよ2024-01-19 「万城目氏、直木賞を受賞する」

 「そんな重いバトン、いらんわい」といったものの、本当はほしいんでしょ?登美彦氏?

まあ、直木賞受賞作品がなくても、ワシは森見登美彦作品のファンだけどね。
ああ、明石さんはいまいずこ。小津はあっちいけ。猫ラーメン食いたい。


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