婚活アプリに手を出してみた〜その6(52歳会社員Aさん)
52歳都内在住サラリーマンと呑んだ。軽く一時間ほど。
早い時間帯から呑み始めたこともあり、私自身は話しやすかったので2時間くらい居てもいいかなと思ったのだけど、「そろそろ切り上げましょうか」という相手からの一言であっさりサクッと軽呑みで終わった。
今年早々に相手から私のプロフィールへの「いいね」がキッカケでメールを初め、わりと早い時期に今度呑みましょうという話になり、本当にトントン拍子だった。アプリの使い方としては効率が良い。
相手は52歳にして結婚歴は無い人だった。特にここ3週間でメールのやり取りを頻繁にしていたわけではなかったので、先入観無しに話せたのは良かった。
だけど乾杯して30分くらい経った頃に…なんとなく感じたんだ
「こいつとはコレっきりだな」
という空気を相手から。
なんだろう…それを察してしまう私もそれなりに年を重ねて早38年と○○か月。そうそう、このシリーズでは私は年齢をそう記していたっけ。
入ったお店はカウンター席で、テーブルにパーテーションがあれど隣とも距離が近かった。深い話をするには視線を気にするかもしれない
話したことを振り返ってみる
→職場環境、ふるさと納税、お酒の好き度合い
・・・
へぇ〜と感心したり、為になると思っても、相手そのものに興味をもつような話題じゃないな笑
だけどおしゃべりの初めからシリアスな質問になるのはどうかと思うし、雑談から始まって徐々に…って流れは必要だと思う。少なくとも私はそれが理想だ。
なんだろうなぁ…決着をつけるのが早いのかな。なんとなく次はないと感じても、そんなの相手に確認しなきゃわからないことじゃん
これ書いてる時間あるなら、相手にお礼メールでも出してみろよと別の私が耳元で囁く。
だけどもう一人の私に軍配があがる。
「脈はないから次いっとけよ」と。
よほどピンとこない限り、別にいいやと諦めの境地。そっか、これがある程度年を重ねるとなかなか結婚に至らない原因ってやつなのかな。
たしかに真剣に結婚を考えていない。漠然とした思いから勢いでアプリに登録したものの、本気度は100のうちの10くらい。消費税と同じレベルだ。普段呑んでいるワインより低い数値。そりゃあ「軽い」わけだ。
会員に実際に会うのは二人目だけど、どちらも全額相手が出している。ここではっきり書いておきたいのは、けっして飲食代目的ではないってこと。
日々節約に励んでいるが、そこまでのセコさは無いと思っている。
縁ってむずかしすぎる。変に身構えて、一昔前のメル友時代のような流れにはならない。なんであの頃は2度目、3度目の呑み、そしてそこから交際やらサークル参加と発展していったのだろう。今となっては不思議でならない…
トータル70分ほどで解散。私は買い物がしたくて一駅歩いて帰ることにした。いや、一駅歩きたくてついでに買い物をしたと言ったほうが正解。まだ空もかすかに明るい。最近は日が延びてきて、気持ち的にも開放感がある。
きっと私は相手の押しを期待しているんだろうな。
ビビっとくる直感を信じたいんだろうな。
いや、もしかしたら健全に短時間で話し終えたあとの私の対応を見られてる?
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なんだか惨めだなぁ…街灯の下を通るたびに歩道に映る自分の影がどこか寂しげだった。
キレイなイルミネーションの先にあるショッピングセンターでグリューワインを購入。度数は10。私のモチベーション並みにアルコール度数もワインにしては低め。
今夜の相棒。