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損保の契約が社会課題の解決に繋がる



リスクヘッジという共通価値を、AiとICTで社会課題を解決
保険業界のイノベーション インシュアテック企業の挑戦


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(4)

<レモネード(Lemonade, Inc.)>アメリカ合衆国ニューヨーク
レモネードはアメリカで2015年に創業された損保会社。
P2P型の家財保険サービスで、スマホで簡単に保険に加入。Aiを活用し、月額5ドルからのサブスクリプション型で、書類記入なしで90秒で入会、保険料支払い申請はチャットボットで行い、自撮りで話すだけで~3分で支払いを受けることができる。支払われなかった保険料はチャリティ団体へ寄付できる。

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P2P型保険というコンセプトは、保険の加入者同士が少人数のグループをつくり、加入者が払う保険料金の一部をプールし、少額の保険請求があった場合にはその中から保険金を支払い、プールを超えた分については外部の保険会社から支払うという仕組みの保険サービスで、それまで中間に存在していた保険会社の概念を廃止することで、よりユーザーにとって魅力的な保険を提供することをゴールとする「ソーシャルインシュランス」という仕組みを取り入れている。

また、レモネードでは保険料の20%のみ徴収し、余った掛け金を利益として留保しない構造で、あらかじめユーザーが支援したいチャリティー団体を選び加入者で少人数のグループをつくり、グループで1年間保険請求しなかった場合、翌年に余った掛け金がその団体へグループから寄付される事で、加入者は社会課題解決に加担する事ができる。さらに、「ソーシャルインシュランス」の仕組みでは支援団体への寄付が減るため粉飾請求の動機が働きにくく、粉飾防止策を講じるよりも寄付をしたほうがコストは安くなる。
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2017年にはソフトバンクグループがレモネードへの1億2000万ドル(約135億円)の投資を主導した。また2020年にニューヨーク証券取引所で新規上場を果たし、2021年には65億ドル(約7,100億円)の評価を受けた。さらに、2022年に非営利団体のレモネード財団を設立して、アフリカの農家を気候変動から保護することを目的とした「Lemonade Crypto Climate Coalition」という自律分散型組織(DAO)※を設立し、零細農家の大半が抱える洪水や干ばつといった深刻な気候リスクに対応するための気象保険サービスの提供をはじめた。

零細農家の大半が抱える洪水や干ばつといった深刻な気候リスクに対応するための気象保険サービスの提供

※自律分散型組織(DAO)とは、社長や管理職のような中央集権者が存在せず、すべてのメンバーが各々の判断や意思決定に基づいて行動できる上下関係がなくフラットな組織。

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★保険業界のイノベーションは止まらないだろうなぁ
従来の保険の仕組みでは、未請求分の保険料の料金は全て保険会社の利益となるので、保険会社はできる限り保険料の支払率を下げたいと考える。「保険金を申請したのに支払われなかった」という加入者の悩みは、保険会社が自社の利益を追求する限り、解決されない。そんな従来型の保険会社が「ソーシャルインシュランス」を取り入れるとは思えない。
新しい保険会社が日本でも将来市場を席巻するだろうなぁ でもしかし日本はあまりに保守的なので保険法の改正ができるのだろうかと疑問に思ってしまう。

日本初なのか知らないけれどP2P型保険が登場している。株式会社 justInCaseが提供してる「わりかん がん保険」詳しくは下記のリンクからどうぞ

ん~ また日本が取り残されるような気がするのはボクだけ?
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎レモネード(Lemonade, Inc.)
https://www.lemonade.com/
◎従来の煩わしさ軽減&社会貢献を両立する「Lemonade」
https://tsunaweb.book.mynavi.jp/tsunaweb/tsuna/detail/id=5076
◎わりかん がん保険 ~保険料0円(後払いなんだって・・・)
https://p2p-cancer.justincase.jp/entry
◎株式会社 justInCase
https://justincase.jp/


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