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「身体に悪いとわかった商品を売るわけにはいかない」



合成石けんの製造と販売を無添加石けんに全面切替え、人と環境に優しい製品の開発


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(43)

<シャボン玉石けん株式会社>
 1910年(明治43年)に福岡県北九州市で雑貨商として「森田範次郎商店」を創業、1949年に法人設立。1971年に無添加石鹸を開発。1974年にそれまで製造していた合成石鹸から無添加石鹸へと製品を切り替え「シャボン玉粉石鹸」として発売する。資本金1億円、従業員約140名、売上87億円(2021年8月期)、非上場の中堅企業だ。

同社は1961年から合成石けんの製造・販売を開始し、1974年から無添加石けんの製造・販売に全面切替え。石けんの良さが理解されない苦難の時期の中でも、地道な啓発活動を継続し、18年目に黒字化。

1971年に国鉄(現JR)から依頼のあった車両用洗剤の開発をきっかけに合成洗剤の皮膚トラブルへの影響を確信した。悩みに悩んだ末、自動洗濯機の普及とともに売上げが伸びていた合成石けんの製造・販売を、1974年から無添加石けんに全面切替えた。売上は99%減り1%にまで落ち込み、従業員が100名から5名に、しかし17年の苦難の期間を経て18年目にして黒字化し、以降は世間からの支持を受け 人と環境に優しい商品を世に送り続けている。

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★先代社長の森田光徳氏は毎年できる赤い湿疹に悩まされていた。様々な療法を繰り返し試す日々だが、なかなか治らなかった。 そんなある日、国鉄から機関車を洗う無添加粉石けんの注文が入る。 合成洗剤で機関車を洗うと、錆が出てしまうからである。 高純度の石けんを試しに作り、その試作品を洗濯や体洗いに使ってみると、嘘のように肌がきれいになった。 しかし、試作品がなくなり、自社の合成洗剤を使うと湿疹は再発。長年悩み続けた湿疹の原因が、自社の合成洗剤だったと知り、悩んだ末に「身体に悪いとわかった商品を売るわけにはいかない」と一大決心をした。
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◆同社の「健康な体ときれいな水を守る」という理念の元、無添加石けんにこだわって安心・安全な製品を提供。また、売上の一部を環境にやさしい活動に寄付する「1% for Nature プロジェクト」、児童施設や被災地への商品の無償提供、出張授業、工場見学、感染症対策研究センターの設立等を通じ、社会・環境活動に取り組んでいる。
また、阪神淡路大震災の教訓から、少ない水でも効果的に消火でき、環境負荷も少ない「石けん系泡消火剤」を開発。2007年に完成し、その後も火災によるCO2排出・健康被害・生態系被害の抑制に貢献している。

❤ 売上の99%を失い、社員の95%が去り、17年間の赤字に耐えた。 時代が追いついた1990年代は湾岸戦争後の環境への高まりが世界に蔓延した。信じて諦めなかった経営者の信念とその生き方に脱帽する。

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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎シャボン玉石けん株式会社 コーポレートサイト
https://www.shabon.com/
◎オンラインショプ
https://www.shabon.com/shop/
◎数字で見るシャボン玉
https://www.shabon.com/recruit/data.html
◎石けんと合成洗剤の見分け方
https://youtu.be/pIcvYhbkfVg
◎1% for Nature プロジェクト
https://www.shabon.com/approach/nature.html
◎懐かしいCM
https://youtu.be/zBp5zwAXI7E

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