相反する2軸を掛け合わせて新しい道を創造する「先進国x途上国」「大量生産x手仕事」「デザインx経営」「ロジカルxクリエイティブ」
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途上国から世界に通用するブランドをつくる
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★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(132)
<株式会社マザーハウス>
2006年にバングラデシュで創業し、東京都台東区に本社を置く企業で、発展途上国におけるアパレル製品及びジュエリー、雑貨の企画・生産・品質指導、同商品の先進国における販売を行う、資本金2795万円 従業員数約300名(パート含む)の輸入・製造・販売業だ。(2023年現在)
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同社は、バングラデシュをはじめ、ネパール、インドネシア、スリランカ、インド、ミャンマーの計6か国で、それぞれの素材や文化を活かしたものづくりを続けている。また、国内41店舗、台湾4店舗、シンガポール2店舗を展開している。
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同社の商品は、途上国の豊かな自然に育まれた素材と受け継がれてきた職人の手仕事から生まれるバッグ、レザーグッズ、ジュエリー、アパレルなどがある。
マザーハウスの店舗は、その特徴的な外観と独自の哲学で知られ、店舗デザインは、「素材の標本箱」をテーマに、伝統的な格子柄と男性の「収集心」をイメージしながら、マザーハウスの生産地・バングラデシュの特産、ジュート(麻)を織り交ぜた外観が特徴で、和の雰囲気を感じさせながら、途上国の素材と交差する、「マザーハウス」の哲学を表現している。
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★ デザイナーで創業者の山口絵理子氏は、埼玉県で陶芸家の父と茶道を愛する母のもとに生まれた。小学校時代に男子児童からひどいいじめを受けた。その経験から、後に途上国の人々と共通の悲哀を感じるようになる。大学で開発学を学び、途上国支援に興味を持った同氏は、ワシントンの国際機関でインターンとして働いたが、現地訪問なしに支援計画を立てることに違和感を覚え、自らバングラデシュに赴き現実を確かめることを決意した。
24歳でバングラデシュへ行き、現地での滞在中、日本大手商社のダッカ事務所にて研修生を勤めながら夜間のBRAC大学院開発学部修士課程に通う。2年後帰国し、「途上国から世界に通用するブランドをつくる」をミッションとして、同社を設立した。
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◆ 当初は「こんな私でも何か役に立てるはず」と意気込んでいたが、現実は甘くなかった。“この国は変わらない”と諦めきっている国民の前で、ちっぽけで無力な“よそ者”に過ぎなかった。何もできない自分に絶望した同氏を救ったのは、ジュート(麻の一種)だった。ダッカの街でジュートのバッグを目にして好奇心の赴くまま工場を訪問。そこには、汗を流しながらジュートの袋を手づくりする工員の姿があった。
❤ デザイン画を手に「サンプルをつくってほしい」と現地のバッグ工場を訪問したが、門前払いが続く。それでも諦めず何十軒もアタックし、ようやく一軒の工場がサンプルづくりを請け負ってくれた。朝早くから夜中まで工場に詰めて指示を出したが、納得いくものができない。何度も作り直すうちに職人がイラつき、何度も口論になった。それでも妥協せず修正を繰り返す。一方、毎日一緒に食事をし、会話を重ねるうちに、工員たちとの距離はどんどん近づき、工員から親しみを込めて「マダム」と呼ばれるようになった。
2006年1月、日本でバッグの販売を開始。3月には会社を設立。尊敬するマザー・テレサのマザーと、みんなが帰れる“家”になりたいという意味を込めて「マザーハウス」と名付けた。
2012年、国際社会で顕著な活動を行い世界で『日本』の発信に貢献したとして、内閣府から「世界で活躍し『日本』を発信する日本人」の一人に選ばれた。
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!
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◎株式会社マザーハウス コーポレートサイト
https://www.motherhouse.co.jp/
◎MOTHERHOUSE Promotion Movie(2019)
https://youtu.be/ztOJuW-TLYA?si=jLOWCmwAHOL3nIe2
◎オンラインショップ
https://www.motherhouse.co.jp/collections/motherhouse
◎裸でも生きる ~25歳女性起業家の号泣戦記~
https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000208213
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