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激変するこれからの世界に対応できる企業づくり



ラオス南部での人材育成事業を通じた現地での雇用創出


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(96)

<株式会社西野工務店>福井県
 1961年に土木建設業として創業。1968年に西野工務店として福井県知事登録業者となり1975年に設立した福井県若狭町に本社を置く、資本金2000万円、従業員数約30名の総合建設・土木工事業だ。

木造を中心とする一般住宅、鉄骨や鉄筋造を中心とする公共施設、工場・商業施設等、建築に関するあらゆる技術の提供を行い、アフター管理のために、物件のカルテを整備、保守・修繕の履歴を保存し、長く大切に使うためのメンテナンスサービスを提供している。

また、重要伝統的建造物群に指定された歴史ある古民家の再生なども行い、日本の木造伝統技術を継承している専属の棟梁大工の手で復元され、昔の街並みを復元するだけでなく、住宅として強度などの基本性能を確保しながら仕上げるなど、再生保存に加え現在の建築技術による保全を行っている。

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★ 同社の二代目の経営者・久池定光氏は、高齢化と人口減少のため伝統的な木造建築の技術継承者がいなくなり、技術が失われていくことに危機感を抱いていた。若狭町の伝統木造建築を担う同社は、2012年より海外に目を向け、ラオスの第二の都市パクセーを視察。現地の人たちが自ら材料を調達し、親戚たちと家を建てている姿を見て、「ラオスの建築業界には未来がある」と感じた。 JICAの支援を受け、ラオスの木材加工・建築産業育成の技術協力(プレカット工法等)の可能性について実証事業を行った。チャンパサック県および同県の職業訓練校が、西野工務店の持つ技術の有効性を確認し、実証事業後は、西野工務店独自の技術協力を行ってきた。

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◆ さらに2016年からは、チャンパサック県及び同県職業訓練校から西野工務店に対し、職業訓練校の教員等の能力向上と技術指導体制の強化のため、更なる技術協力の要請があり、JICAやNGO(Think Locally Act Globally)の支援の元、同職業訓練校の能力向上を通じ、山岳民族の木材加工・建築産業における就業・起業の機会を創出し、貧困地域の生計向上に貢献した。具体的には職業訓練校の木造製品ブランド「Sabaiサバイ」を立ち上げ、ショールームを完成させた。職業訓練校のスタッフたちが自分の家族・親戚・友人らにどのような家具がほしいか聞き取り調査し、自分たちでSabai製品を考えたそうだ。Sabaiの商品販売や木造建築の受注を通じて、職業訓練校の自立的経営をめざしている。

❤ さらに2020年からは現地法人「LaoNishino」を設立し、日本の伝統的職人文化を継承しつつ、激変するこれからの世界に対応できる企業づくりを目指し、1.ラオスの人材育成 2.日本への人材派遣 3.日本市場での新展開(新商品開発)4.ラオスでの事業展開。などを実施し、同社の技術や人材・設備を生かし、住宅供給が問題となっている、諸外国に対しそのノウハウを伝え共に成長するビジネスモデルを構築する事が目的としている。

息の長い取り組みとなるだろうが・・・その取り組みは、多くの社会課題を解決するだろう・・・ドキュン!
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎株式会社西野工務店 コーポレートサイト
https://nishino-komuten.com/
◎ODAの挑戦者たち ~ラオスの木材建築編~
https://youtu.be/HbxBKqb3C3g
◎西野工務店 ラオス実習生 木造トラス建築
https://youtu.be/AG7DH67MXBs
◎ラオスで人材を育成・幅広い建築、古民家再生も
https://www.chunichi.co.jp/article/34367

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