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中小企業の製造業がSDGsに取り組む必要性や意味とは



大量な食品廃棄物を排出している生産工程の改善から見えてきたSDGsの活用により深化する事業


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(49)

<株式会社富田屋>
 1928年(昭和3年)に創業1966年(昭和41年)に設立され、大阪府富田林市に本社を置く和菓子製造販売会社。春夏秋冬の季節商品に加え、通年商品や通販の製品などを提供し幅広いラインナップの和菓子を製造販売している。大手スーパーへの販売、店舗通販での販売を行う。資本金8600万円、従業員数264名(2021年度)の中小企業だ。


和菓子製造過程での食品廃棄物量が毎月22トンに及んでおり、その改善に苦心していた。 同社は中小機構近畿本部の支援を受けて、グラフ化による食品廃棄物の可視化(見える化)や現場の5S活動(整理・整頓・清潔・清掃・しつけ)の徹底などにより、食品廃棄物の削減に成功した。 さらに、余った和菓子を地域住民や社員に安価で販売するなどの取り組みも行い、SDGsの目標12「つくる責任・つかう責任」に貢献した。

同社はこれらの改善過程で、現場の声を活かして経営改善に取り組む風土を醸成し、SDGsに照らし合わせた自社の課題や問題、さらにその改善から派生深化する新しい新事業や新業態などのビジネスモデルが見えてきた。
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★ 同社の細谷社長は、「SDGs は大手企業の問題で、中小企業が取り組む必要性や意味を理解していなかったが、自分たちでも SDGs に貢献でき、それが経営にも活きることが分かり、今後はさらに SDGs の視点からも新事業を含めた経営改善に取り組んでいきたい。」と語っている。
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◆ 「パートは、わが社の宝物」という言葉の通り、社員を大切にする社風を育んでおり、生産ラインの改善や効率的な作業体制の実現に取り組み、パートや正社員の働きやすい環境づくりを実施(SDGsの目標8)。また、社員のシフト作成や長期休暇の柔軟な対応も行っており、全社員が長く働きたいと思える職場を目指しており、同社ホームページでも「仕事と家庭の両立ができる雇用環境の整備」を行うための行動計画を公表、さらに雇用管理区分ごとの有給取得率なども公開している。

❤ つい最近同社は小学校・中学年に実施される「未来を担う子ども達に、地元企業で働く魅力を伝えるキャリア教育本」”お仕事ノート”の大阪狭山市・河内長野市・富田林市版に掲載された。

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◎株式会社富田屋 コーポレートサイト
https://www.tomita-ya.co.jp/
◎通販サイト(楽天市場)
https://item.rakuten.co.jp/earlygetter/tomitaya_dorakawa/

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