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卵殻を利活用した廃棄物削減のビジネスモデル



小企業のSDGsに沿ったビジネスモデル構築で
渋沢栄一ビジネス大賞を2年連続受賞


★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(19)

<株式会社SAMURAI TRADING>
 2017年に設立 埼玉県桶川市に本社を置き、卵殻を原料としたバイオマスプラスチックや紙製品の製造・販売を行う、 資本金1000万円従業員数10名以下の中小企業だ。


食品会社としてスタートし、業務用デザートを生産する際に排出される卵殻を産業廃棄物として処理していたが、毎日大量に廃棄される卵殻に着目し、持続可能な資源へ転換できないか研究を開始。バイオマス※由来の原料ゆえに、環境負荷がないことからプラスチック代替・パルプ代替として利活用することでCO2削減をめざす。

 卵殻を60%使用したバイオマスプラスチック【PLASHELL】の製造・販売。
 卵殻10%-50%をパルプ・填料の代替とした紙製品【CaMISHELL】の企画・開発(特許取得済)。
 エコ玉プロジェクト(SDGs普及活動)を立ち上げ、初年度39社の協力で活動を展開中。
 指定障害福祉センターとバイオマスプラスチック製品の成形で協業。施設利用者の一般就労支援を行う。

※バイオマスとは、生物資源(bio)の量(mass)を表す概念で、「再生可能な、生物由来の有機性資源で化石資源を除いたもの」

SDGsに積極的に取り組む企業からの製品採用が大幅に増加。、産業廃棄にかかっていたコストを植林にシフトし、CO2削減に貢献。さらにパートナー企業との連携により生態系を利用した防災・減災に寄与できる具体的な仕組みを確立した。ビジネスモデルが評価され、渋沢栄一ビジネス大賞を2年連続受賞。第8回【奨励賞】 第9回【大賞】、第9回ビジネス創造コンテスト【奨励賞】を受賞。

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前回紹介した”日本エムテクス株式会社”と同様に卵殻を利活用した廃棄物削減・CO2削減の実現をめざした製品開発で、SDGs理念に沿った事業モデルと、その普及の姿勢がSDGs推進が使命となった大手企業への大きなアプローチとなった。小さな企業だが、理念の確立推進とイノベーションが相まった時に社会の風と共に前進する姿が美しい。
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SDGsに積極的な推進は、企業価値の向上や持続可能な社会構築に貢献するだけでなく、事業機会の創出・拡大や人材・パートナーの確保にも繋がるだろう
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なんかカッコいいな!
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!

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◎株式会社SAMURAI TRADING コーポレートサイト
https://www.samurai.vip/
◎「エコ玉プロジェクト」って何?
https://newswitch.jp/p/17975
◎卵殻から生まれたバイオマス食器 動画
https://youtu.be/prJd6aFfc1s


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