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従来のビジネスモデルに捉われずに自社の強みを活かす
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海洋汚染問題による脱プラスチックの流れのなかで、ビニール袋から紙袋への提言が流れを変える
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★今日は共創の時代・・・サスティナビリティ(42)
<株式会社水島紙店>
1946年に長野県長野市で創業した紙の専門卸売業者で、和洋紙、紙製品、紙加工品、文房具、雑貨類の卸販売を行っている。2018年には、オーダー手提袋制作事業「手提屋」を立ち上げた。手提屋では、長野県産の素材を使用したオリジナル紙袋を製造・販売。また、事業所内に設置したトランクルーム事業や、2023年3月に開業したコワーキングスペース「TERMINAL51°」も運営している。資本金2200万円、従業員数約15名の中小企業だ。
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産業構造の変化により新聞用紙などの印刷用紙の生産量が減少し、同時に廃プラスチックの海洋汚染問題に起因する世界規模の脱プラスチックの動きの中でビニール袋から紙袋に変更する取組みが注目されている。同社はSDGsの取り組みとして、自社で行える社会問題解決へのアクションとして、オーダー手提げ袋制作事業「手提屋」を開始。店舗で使用する袋をポリから紙に切り替える「紙袋プロジェクト」を提言。 取り組みの開始に当たり3か月間の間に長野市・須坂市・中野市において100店舗を訪問し、38店舗から支持を受け顧客拡大に成功した。
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同社は「卸売業」という従来のビジネスモデルに捉われず
に自社の強みを生かした新規事業を立ち上げ。「紙のプロとデザイナーがお客様と対面で制作するオーダー手提げ袋」というブランド・アイデンティティを掲げてオーダー手提げ袋制作事業「手提屋」を開始した。
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★「手提屋」の取り組みや柔軟な他事業の取り組みを見るにつけ、代替りしたんだろうなぁと思い調べてみると、ちゃんとバックストーリーがあった。
現経営者が中学3年生の時に、社長であった父親が交通事故で倒れた。看病しながら地元の大学へ通い、「跡を継ぎたい」と思い、入社から20年経った今、人口減少やペーパーレス化で毎年右肩下がり続け、20年で4分の1ほどになり企業再生に悩み続けてきた。
ちらしを大量にまいて捨てる時代は終わった。価値のあるもの、捨てられないものをつくりたい。今あるものを紙に置き換えられないか。紙にできることはなにか。試行錯誤した。持っている商材をひとつずつあたって、手提げ袋にたどり着いた。
紙の専門家と専属デザイナーが企画と作成にあたり、お客様の思いをひたすら聞く。2019年6月に初めて開いた「手提げ袋ワークショップ」には、「結婚記念日に、奥様のために一つだけ欲しい」という男性がいた。想いを込めてつくった手提げ袋には、作り手の想いも包み込んで手渡す魅力がある・・・
若くして跡を継ぎ、苦労は多かったが良いこともあった。楽しい社長さんたちに出会えた。業界のみなさんとも長い付き合いになり、かわいがってもらった。地域とのつながりもできた。社会あっての会社。社会に貢献する会社にしたい。社会活動に参加する機会も増えた。30歳になる時、「長野灯明まつり」を企画した。社会への恩返しのつもりで、みんなに喜んでもらおうと情熱を傾け、1週間寝られなかった。まわりの人になんと言われても、「人は集まる」と自信をもっていた。光に虫が集まるのは、生きものの習性。人もきっと集まると。そんな思いを込めた”まつり”は2023年20回を迎えた。
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❤ ・・・調べながら、まとめながら、行間を感じながら・・・スイッチが入ってしまいました。
・・・泣いてもいいですか
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時代の変化を捉え
これからの生き方を
考えてみよう!
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◎株式会社水島紙店 コーポレートサイト
https://tesageya.net/
◎手提屋 Facebookページ 制作事例など
https://www.facebook.com/tesageya/
◎長野灯明まつり
https://nagano-tomyo.com/
◎コワーキングスペース TERMINAL51°
https://terminal51.jp/