あなたが生きている世界は現実か。
あなたが生きている世界は現実か。
自分の人生を生きているか。直視しているか。
1999年公開 映画「MATRIX」
観たことがない人、久しく観ていない人は、再度観て欲しい。
2021年の今だからこそ、この映画の伝えようとしていることが、自分の身に迫ってくる。
これは決してSFの世界の話ではないと思ったことが2つ。
1.果たして僕たちは、現実に生きているのだろうか。
2.仮想の世界で生きることは気楽なのだろうか。
果たして現実に生きているか。僕は半々だ。
現実社会が、今自分が地に足をつけている世界なのだとしたら、仮想の社会はWEB上で見ている(見せている)世界だろう。
現実社会での戦いの苦しさから、SNS上でカッコつけたり、嫌なところを見せなかったり。
そんな葛藤と戦い続けている自分自身がいる。
だから時にSNSをやめたくなったり、スマホを持ちたくなくなったりする。
誰もが容易にWEBにアクセスできる環境は、果たして幸せなのか。
自分なんて、所詮ちっぽけで、強いところもあるけれど、弱いところの方が多くて、生々しく生きているのに。
SNSではキラキラしたものしか受け入れられない。いや、自分がそういう生々しさを見せたくないんだろう。
そこから思考を深めていく。
果たして仮想の世界で生きることは気が楽なことなのだろうか。
SNS上ではキラキラとした投稿をし、周りから羨ましがられ、時にフォロワーが1万人を超えてその地位や名誉にうっとりする。
だけど、その姿は、本当にあなた自身なのだろうか。
現実の世界でも、あなたは仮想の自分を演じながら生きていかないといけないのではないか。
仮想の自分自身に酔っていたら、気がついたら現実の自分が居なくなっているのではないか。
やはり闘うべきは、現実の自分だ。
昨日の自分との闘いだ。
一気に跳ね上がることなどない、泥臭い闘いだ。
だからこそ人は苦しみもがき、嫌がるのだ。
地を這うような一歩ずつの前進に、真の成長があると僕は思う。
果たして、あなたが生きている世界は、現実ですか。