見出し画像

人間として美しい

「人間として美しい」

こんな表現は変かもしれないけれど、あの人は人間として美しかった。

持ち物が少なかった記憶はないけど、身分からあまり持っていなかった。

質素だけれど、幸福に満たされた生活をしていた。

お化粧はせず、いつもすっぴんだった。白い肌に大きな瞳がきれいだった。

そんな「あの人」とは、中学1年生の担任のシスターだ。彼女は、苗字から『ワッキー』というあだ名で呼ばれていた。修道女にそんな呼び方するんだ!と入学当初は思った。しかし、私もワッキーと呼び始めた。

カトリックの学校だったので、シスターと呼ばれる修道女が、クラスの担任を持ったり、宗教の科目を教えたりすることもあった。

ワッキーは、間違いなく、私の憧れの人のひとりである。

彼女は凛としていた。百合のようだった。優しさを含みつつ、物事をはっきり言う性格だった。ワッキーはみんなから慕われていた。

修道女/シスターという身分・職業が、彼女への憧れにある1要素かもしれない。でも、他のシスターで憧れる人はいなかったから、シスターだからという理由が、一概に憧れになるとは言えない。

たぶん、彼女持っていた「手の届かない何か」に憧れてるんだろう。まとっていたオーラ、たたずまい、雰囲気。

そんな思いを馳せながら、今日を始めよう。

#日記 #とにっき #憧れ #ミニマリスト #すっぴん美人 #憧れの人


いいなと思ったら応援しよう!

鳥井美沙
サポートしていただいた後に起こること。 1 執筆するために行くカフェで注文するコーヒーがソイラテになる。 2 部屋に飾る花が1輪増える。 3 いつも行く温泉でサウナにも入る。