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[イギリス大学生] 地獄の二学期の始まりと海外大の課題について

久しぶりの投稿となる気がするがそれもそのはず、先週の月曜日から二学期が始まったのだ。去年の12月半ばから長めの冬休みと1月に行われた学期末テストを終えて、一息ついたらあっという間に新学期となった。特に新学期だからどうというわけではなく、一学期にも増して厳しい授業内容となっているぐらいである。

ちなみにイギリスの大学における課題(Assingment) についてだが、基本的にレポートまたはエッセイと、学期末テストという構成になっており、しばし成績の50%ずつを担う形となっている。Module (科目)によってはレポートやエッセイなどの書いて提出する系の課題が二つあってテストなしなどがある。

私の在籍するビジネス学部での二学期は、必修が二科目と選択科目が一つとなっており、そのうち学期末テストがあるのは一科目だけとなっている。なにせこちとら母国は遠いところにあるし、なるべく早く一時帰国をしたいため、もってこいの科目構成ではある。テストは体育館などの場所で行われ、しばし寒かったり暑かったりする。

実際の試験会場

テストは一科目しかないものの、別の科目での課題が曲者で、グループワークときた。一学期にもグループワークはあったのだが、あまりにもメンバーの運と課題が悪すぎて、逃亡していたのだ。今回のグループ課題は、「顧客」と「セールス」の双方のチームに分かれて、B2B (企業と企業におけるビジネス) におけるCRM (顧客管理)システム契約の交渉をするというものだ。今こうして日本語に訳しても一体何を言っているのかわからないし、初回の授業で教授から説明を受けた生徒たちも言葉を失っていた。

衝撃と困惑でできた教室の静けさの中で、教授はこう言った。

”Don't panic!!"

イギリスにいるとよくこの言葉を教授から聞くことがある。

「落ち着いて、パニックにならないで」ということなのだが、ただでさえフレンドリーのかけらもないイギリス人で、ましてや訳のわからないことをグループでしなくてはいけないのだ。パニックするのも無理はない。

それに、最も重要なことに、こちらは母国語ではないのだ。日本語が使えないことくらい理解して渡英したが、やはり日本では英語ができてまるで天才かのように過ごした高校時代とは比にならないほどに、みんな英語(母国語)ができる。もちろんアジア人がいるからと、ゆっくり気を利かせて喋るわけでもないので、耳は常にダンボである。しかもグループワークの時間が2時間もあるというのだから、その時間は全集中がそこに向けられる。

時々思うのだ、このイギリス人たちは母国語使ってるだけで、何も凄くはない。すごいのは外国からの生徒で、母国語に加えて「イギリス人がこれしか喋れないから」という理由で英語を使っているのだ。馬鹿にされたことこそないが、我々の英語を馬鹿にするなら、「コンニチワ以外の日本語を喋ってみろ」とさえ思う。

まあそんなこんなで二学期も始まったのだ。今回はテストが少ない分、レポートなどの書き系が2500単語×5個もあるのでまた自習室・図書館引きこもり生活がやってくる。

最後に可愛くない羊を添えて。

大学構内で、囲い込みで飼育されている羊

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