日本と海外(イギリス)のジム文化の違い
私が在籍するイギリスの大学には、ほどほどの広さのジムがある。別になんともないジムなのだが、今年頭に、貧乏大学の経費削減により、建物内に収容されていたジムが屋外サーカスのような巨大テントに押し込まれ、冷暖房のない状態で外に放り出されたのだ。マシンの設備等は申し分なく、8割以上のマシンがMatrix社性で、性能やデザイン等とてもいい。
今回はそんなイギリスのジムと、私が一時帰国中にバイトをした日本のエニタイムフィットネスで見た、双方の特徴の違いなどを書いていく。
1. 器具を拭かない
イギリスのジム、とにかく器具を拭かない。拭いている人を見かけたのは、本当に数える程度で、だいたい拭くのは一部の女性かゲイのみである。日本の24時間ジムなどを利用されている方からしたら、とんでもないことであろうが、もはや拭くもの(雑巾やティッシュの類)がどこにあるのかすら誰も知らないだろう。
2. 器具の扱いは雑め
ガシャーンと、大きな音を立ててマシンを使用する人、日本で見かけたら顔をしかめ、なんてマナーの悪いやつだ!とおもうところだが、そんなことを気にしていたらストレスで筋肥大に悪影響が出るレベルで、ガシャーンガシャーンしまくりである。そして別に誰もそれを気にしないし、迷惑だとも一ミリも思っていない。同様に、ウオーだとかアアアアアアなどの声も聞こえるものの、やはり誰も気にしないのだ。
3. マッチョ率高め
日本のジムでも、あの人はデカいというような人が各ジムに数人いるように、イギリスのジムにもいる。ただ数と規格が違うのだ。おそらく、こちらでの平均的なでかさの人が日本のジムにいると、相当目立つはずだ。これはもはや遺伝子的なことなので、日本人として抗えることはなにもなく、ただひたすらに筋肉を傷みつけ、やっとイギリス基準での平均以上になることを目標にするほかないのだ。
ということで、日本とイギリスでのジムの違いであった。今回のケースだと、イギリスのジムというのは大学内にあるものではあるものの、外部の人たちも会費を支払うと使用できる、という観点より、日本のエニタイムとの比較対象として、申し分ないと判断した。日本からイギリス、またはその逆でジムを利用する可能性がある方の参考になればと思う。