大切な人格を取り戻した話
冗談抜きでしばらく頭がバグった期間があったことを自覚したので今日はそれを書いてみようかなと思います。
不安定だったり不眠だったり
なんと言うかそう言うのってカテゴリが多すぎて合う医者に行かないとほんとに代償がデカすぎる!
それをちょっと書き記しておきたかった。
不幸自慢とかじゃなくマジ危険だったな、って話をしたい。世の中の精神疾患の半分は薬でできてるかもしれないと青ざめた話。
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もともと痛みとかを感じるとその瞬間のパフォーマンス優先思考だったので『薬は正義』と思ってついつい頼りがちなとこがあった。
あんまり深く考えずに処方に関してはイエスマンとりあえず出されたらどんどん飲んでたwもちろんいいものもあれば悪いものもあるけど、合うものにたどり着くのは場合によってはめちゃくちゃ難しい。診察する先生、症状によって考え方や処方される種類や量があるので
飲んでたものの種類とかは書かないけどこんなことがあったよという例としての話ね。
もともと不規則な生活が原因で不安定になったり寝にくかったので始めた投薬。
少量の薬しか出てなかったので『すぐ落ち着きそう』となった矢先に身体の方に大きな病気が見つかった。
そこからが投薬地獄祭!
ステロイドを多量に点滴されると、本当にいろんな症状が出るんだけど私は一番『躁』がやばかったw
絶対寝てないとダメなのに、寝てられるかー!ウォー!みたいなやべぇ感情爆誕しまくり。動けないくせに心だけハッスルしてグッタリ…みたいなことが度々起きるのでそれを抑える薬を処方された。
病気の不安よりこんな自分と付き合っていくことのほうが不安だったなと今となっては思う。
調子が悪い時大体決まり文句で
『まず規則正しい生活から』
と言われるけれど、夜寝れないと言うと眠剤を出される。そのほかにもカリカリしたらこれ、落ち込んだらこれ、、、
『どんだけ飲むねん!!!!!』
と思いつつ、治療だからと真面目に飲み倒した結果が本当にキツかった。
自分のことをそこはかとなく無価値に感じたり、自分のまわりはみんな敵だ、みたいな気持ちが毎日波のようにやってきた。
でもその感情の隣にいつも
『みんないい人なのに何故そんなことを考えるの?自分が頭おかしんじゃないの?』
って言う自己否定の自分もギラギラしてた。
そんなことを考える自分は存在してはいけないんだと何度も何度も思って、私は今まで歌ってきたどんな『死にたい』の言葉より死にたいと思った。
はっきり言って
生きることに前向きな全ての人が羨ましかった。
明日行く場所がある人が羨ましかった。
生きる理由がある人になりたかった。
それは全て自分が動き出せば手に入るものなのに、周りを勝手に怖がって何も動き出せない。
無茶苦茶な世界の中を出たり入ったり。
生きるのがきついってこういうことか…と思いながらも、どこか生にしがみついてたのは
まだ気力があったからだと思う。病んでもなお、耐えられる体に産まれたことは親に感謝だよね。
あとはこの時の感情が変だと言う自覚をしてなかったので、まわりに相談はしなかったけど友達やファンの人の存在は生きる糧。生命は生命を救うんだよね。帰っておいで、また演ろうねの言葉に何回も助けられました。
そんな中で、ここ半年ほどの間に思い切って病院を変えて今の状況が不安なこと、減薬したいことを伝えて治療を一気に変えたら世界の見え方が180度変わった。
その時、失った人格をやっと取り戻した気がした。むしろ合わない薬を全部やめて、合う薬を探してもらったから病床に伏す前の世界よりずっと良い世界になった。
人を信じてみようと思えた
誰かと一緒に笑えるだけで安心できて
できないことは誰かに任せて良いと思える
つまらないプライドはお荷物だから捨てたり
やりたいことはやれるだけやってやる
精一杯やればちゃんといられる場所がある
そうやってたら、応えてくれる人がいた。
私はこの数年間無駄じゃなかったと思ったからようやく少しずつ前に進めている。
私は薬で大事なものを見失うところだった。
そんな簡単な判断もできないほどトんでたなんてあまりに悲しすぎて過去を振り返ると吐きそうになる。でも仕方なかったよね。
だからこそ世の中の全ての人に声を大にして言いたい。
『薬はマジで舐めるな』
舐めてる人もそうじゃない人も本当に気をつけて。
効果大きいけどうまく付き合うべし。
また誰かと音楽ができる人格と、前が見える景色の中に生きられて本当に嬉しいです。