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病まない夜なんかない、だって夜はヤミなんだから。
『生きることが大変』な感覚は何年たっても形を変えてつきまとってくる。
生きてるだけでありがたいのは重々承知の上でも「生きづらいなあ」とかそういう気持ちになってしまうんだからこれはもう癖みたいなもんなんだろうなと思う。
ちゃんと話せる人もいるし、一緒に音楽をしてくれる人もいる。そして音楽をする場所を提供してもらえる環境もあれば
中には楽しみにしてくれる人もいる。
こう言う内容をわきまえていないわけじゃない、むしろこれが無いと瀕死だった。
だから余計にありがたいと思いながら生きてる。楽しませたいと思う気持ちで毎日息させてもらってる。そんな環境で何言ってんだこの贅沢野郎!と自分が一番そう思ってるんだけども病むことがもう人生みたいなもんだから仕方ない。
そろそろ諦めもついてくる。
そんな人間が、また音楽をやれる年になり
その準備とか他のことも色々動きの一年になりそうです。まじかよーまじだよー。
入院してたのがホント嘘みたい(無理はダメなんだけど無理しそうだよね反動で)
元々はパンクボーカルで「メンタルぶっ壊し系」と銘打って無骨に活動して
基本的に病んでる自分の言葉を最大限に出しまくった歌詞を書いて、自分が大爆発できるバンドを長年やらせてもらってた。
そこから次は新しいジャンルになったからかアプローチが少し違うからなのか
色々お世話になっているベーシストの原さんに「お前はどこがどう病んでるの?」って聞かれたのが強く記憶に残ってる。そんなこと聞かれたことなったな。
原さんはこの人に誤魔化しはできないなぁと言う本当に直球の人だから
素直に「なにをどうやっても辛く感じてきます」って話したら「病む才能があるんだな」って言われて、改めてこの人はすごいなぁと思ったのは心の宝なんだよね。
そんなことがあって改めて過去の自分の活動を振り返ってみると
病んだ自分の音楽を「好き」と言ってくれる人が自分の心の灯火だったんだなあとつくづく感じるし、生きるよすがだったんだと思う。
そんで病気のことを聞かれると話せば長い話になるけど書き出したからちょっと書く。
ぶっちゃけ身体は回復するのに時間はかかるし、失った機能は戻らないから結局折り合いつけて薬飲んで付き合って行くしかない状態が現状。
初老が前倒しになったと言えばわかりやすいかな。
ただ、飲んでる薬の副作用で心をぶち壊されてしまっていた今年の年始。精神影響は形に見えないので、自分でも正直気の振れ方を信じてなかったし無視しようとしてた。
それで無視したまま春から頑張るぞと思って張り切るけど心の折り合いがつかなくて。
どれだけホルモンバランスの問題でメンタルがボコボコになっても
「自分の気持ちが弱いからだ」
「要領が良い人間ならもっと段取り良くやれたのに」
ネガティブにネガティブを重ねる最悪の病み重ね。
SNSで発信することも怖くなっていく自分が弱くて大嫌いが加速した。でも踏ん張れない、これは自分のせいだ、自分ができないからだ。
ずっと思っていたこと。そんな感じで一回めちゃくちゃになって、クソほど泣いたし今考えたら引くほどイカれたことも言ってた。
本物の底を見た感じがした。
だからいろんなことを整理してリセットできることはリセットした。
前回も書いたけど捨てたくないものを捨てていけるようになった(少しずつだけど)
そしたら一個ずつやるだけなんだって
少し気付けたから、やっと前に進めると思った。
大人の闇は深いからさ
もし読んでるあなたが病んでいるとしたら
本当に今きついよね、それでも生きてるのはマジで偉いです。
楽しいことを見つけるのは難しい、楽しいって何かわからなくなる気持ち、ありました。
それを見つけるには捨てるしかないよ。一緒に捨てよう、いろんなことを。