mixi2とは何だったのか
どうも!とんとんびーとPです!
mixi2、楽しんでますか!?私はめちゃくちゃ楽しんでます!🥰
開発に携わった方にまず感謝を言いたいです。ありがとうございます!
少しセンセーショナルなタイトルになっていますが、愛を持って綴っていきたいと思います。
さて、一通りmixi2を使用して、現状の仕様について分かってきましたので現時点で私が感じたことを書き留めておきます。
1.mixi2はやっぱり「村」である
最大の特徴は、「TLが更新順に並ぶ」、「レコメンドがない」こと
Xを使用している人には分かってもらえると思うんですが、Xはとにかく時系列がぐちゃぐちゃ!
誰かのおはツイを夕方に見たり、レコメンドされた興味の微妙にない知らない誰かのポストや広告がTLを席巻したり…そんなことに辟易していた方も多かったのではないでしょうか!?
そんな中突然リリースされたmixi2、「TLが更新順に並ぶ」「レコメンドがない」と、TLの表示はどうなるのか。
TLは本当に「フォローした人の投稿」「フォローした人のリポスト」「コミュニティ内の投稿 (※これについては後述)」のみになります!!
たったそれだけの閉鎖的なTLの安心感。これが私が「村み」を感じた所以でした。
知り合いだけでわちゃわちゃできる!これこれ!これがmixiだっっっっ!
実際にmixi2は、新鮮な癒しの体験として私の目に映りました。
そして、お友達の投稿にリアルタイムに反応できる!誰かの「暇な人ご飯行こ?」にもすぐ反応できる。この安心感は何物にも代えがたいです。
ただしコミュニティーは「高速道路」
現状のコミュニティに投稿される内容については、知らない他人の自己紹介などであふれかえっていて、有益な情報を探し出すのが難しい状況にあります。(私が考える解決案を後述します)
加えてTL上に通常ポストとコミュニティポストが混在するため(※ios版は12/17にTL上に非表示にできる設定がアプデにより追加されました)、平穏に地に足を付けてコミュニケーションを取っていた村に、突如高速道路と選挙カーが突っ込んで来たみたいな様相を呈しております。
(開発とテストは数十人規模のチームでやったのだろうなーと想像します。そうでないと、この問題にはすぐに気付くことができたはずですもん。
利用人数の規模感とデザインは密接に関係している、と良く分かる良い例だなと思いました。)
良いUI
・Slack風スタンプの良さ
Xの時からけっこう既読感覚いいねを付ける私ですが、もうmixi2のスタンプが肌に合いすぎてヤバいです(死語)
同じ「いいね」でも結構意味合いが違うじゃないですか、これがフォローしてる人のポストに対してどう感じたのか、意思表示できるのが、コミュニケーションミスも少なくなって、とても安心感があります。
そして何よりも面白い!フォロワーさんのスタンプに笑わされることもありました笑う
・エモテキは純粋に楽しい
ジョークを大文字で入ったり、重大発表をキラキラさせたり、こういう表現は純粋に楽しいし、良いと思った。さすが「emoji」を世界に広めた日本!
ただ、下ネタを大文字でいう人とかも出てきているので、ちょっと気まずい瞬間はありますけどね…
・アカウント切り替えについて
アカウントは3つまで登録できる模様。左上に常にどのアカウントでログインしているかのアカウントが表示されていて、ダブルタップで切り替えできるのが便利!
・画面下部メニューの使いやすさ
「ホーム(通常TL)」「検索」「コミュニティ」「通知」「メッセージ」となっており、どの画面に行っても常に表示されていますので、いつでも目的の画面に行けて、これが直感的でとても使いやすい。
修正してほしいUI
・ポストへの反応が、1反応毎に1行で通知される
一つのポストに対しての反応が複数行に渡り通知に表示されるので、フォロワーが100人を超えてくると、通知を見切ることが大変になってきます。
・コミュニティのスレッド機能
現在コミュニティ内には一つのスレッドしかありません。
なので、様々な話題が混在しており、今後コミュニティを有益な情報交換の場とするのであれば、スレッド分けできる機能の追加は必須です
・プロフ欄コミュニティの表示順を変える
現状、自分のプロフィール欄に表示される参加コミュニティの表示順は変更できません。
参加コミュニティって、mixi1の時からそうでしたが、「私はこういう興味範囲の人間ですよ」って名刺代わりにもなっていました。
その意味合いはmixi2になっても変わっていないと思いますので、ここの表示順を自分が思う重要度順に変更できると、とても安心できると思いました。
・スタンプの数を増やす
現状スタンプの数が足りているとは言えない状況で、まさに言い表したい表現が無いのが玉にきずです笑
例を挙げると、
「わかる」じゃなくて「それな」が欲しい
「ありがとう」が欲しい
今までXのいいねだけでは表せなかった、相手の心に寄り添う「大丈夫?」「心配」等のスタンプが欲しい
「ぬるぽ」「ガッ」などの古のネットミームと現在の住人の相性はいいはず
スタンプの数が増えてくるのと比例して、探しにくさも出てくると思いますので、そこは中分類を一段設けてやって解決するのはいかがでしょうか?
・メッセージに対するリアクション機能
1対1のメッセージ内のリアクション機能。これはちょっと欲しい。この機能ってLINEから登場してまだ1,2年くらいだと思うけど、もう無くてはならない発明になってるなぁと改めて実感しました。
・バッテリー食いすぎ問題
1時間半で38%って…
Web版の実装は急務
現時点でWeb版は無し。
私のような、日中常にPCの前に張り付いている人にとっては、これはかなり欲しいところだと思う。
今、mixi2はまあまあな盛り上がりを見せているし、これを継続してログインしてもらうためにはPC版の実装は急務だと思います!
2.今なら分かる、「mixi1の良さ」
マイミク状態とは「鍵垢相互フォロー」と同等
今のSNSの常識では「フォロー」「フォロワー」は別、という概念が一般化して久しいですが、
mixi1では「マイミク」という概念があり、これは「相互フォロー」が同時に行われたことを指す言葉でした。(私も忘れていましたし、現代人のほとんどがもう失った感覚だと思います)
つまり、日記は「マイミク」同士でないと覗けない仕様になっており、これはXでいうところの「鍵垢相互フォロー」がデフォルトだった訳です。
これが、ネットで活動していない大半の人間が望んでいるであろう、リアルな友人とのコミュニケーションに特化していたと、今となっては感じます。
「日記」「つぶやき」「コミュニティ」「足跡」「協力ゲーム」のバランスの良さ
「鍵垢相互フォロー」の状態がデフォルトなmixi1でも、
「コミュニティ」機能で興味のある情報は、その手の有識者から一次情報をイチ早く得ることができましたし、
長文を落ち着いて書ける「日記」、瞬時に思いを届けられる「つぶやき」
仲間内の承認欲求は「足跡」で充足し、
「協力ゲーム」で共通の話題や仲間意識を作りができました(サンシャイン牧場2を切望する声がmixi2でも今結構話題です。またこのあたりの特性は、現在ではニコ生ゲーム等に上手く受け継がれていると思います)。
このあたり、本当にバランスの取れた死角の無いSNSだったと思います。
その後、Twitterはじめ色々なSNSに覇権を取られて行った過去は皆さんご存じだと思いますが、それは「誰でも有名人になれるかもしれないインターネットの夢」を他SNSは上手く見させることができた結果なのかも知れない、と思うのはまた別のお話で。
その夢から覚めつつあり、SNSに疲弊した現代人にとって、
mixi3が出るとするなら、基本のUXをmixi1そのままに、UIだけを現代にアップデートしたmixi1をリメイクする方向にしたのなら、なかなか刺さるかな…なんて思ってみたり。
3.今後について
思い出話はさておき、mixi2の話に戻りまして…
「夢の無いプラットフォーム」問題
今後規模を拡大していくには、インフルエンサーさんの参入が必須だと思うのですけど、インフルエンサーさんにとっては「夢の無いプラットフォーム」なのが難点。
どう「夢がない」のかというと、「バズりができない」ことに尽きると思います。
mixi2のコンセプト上、TLにオススメのポストが表示されないので、ポストがレコメンドの波に乗って拡大していかない、つまりどうしてもバズりができないことになっちゃってます。
これは結構コンセプト上どうしようもないことなので、他にどう利点を作って人を呼び込んでいくのかが割と議論の焦点な気がします。
採算をどうとっていくのか不安
これはチラホラ見かける意見ですが、mixi2は現状赤字しかないサービスであるという点。
大体こういうのはネット広告を差し込んで採算をとるのが一般的な方法んですが、広告やレコメンドがTL上に増えすぎたXのアンチテーゼ的に生まれたmixiでは、これが結構難しい…
こういうサービスって市場で覇権を握ってから徐々に有料化していくのがセオリーなので(PayPayが巨額のプロモーション費用を投じて市場で覇権を握ってから、決済手数料を有料化したのは、記憶に新しいと思います)、MIXI(会社名なのであえて大文字で書きます)がどこまでこのmixi2に本気なのか、安心して使って行くには、そのへんの会社の覚悟みたいなものを見て行って継続利用の判断をしたいと思います。
4.終わりに
mixi2の登場は、私にとっては完全にラッキーサプライズでした。Xでは味わえない楽しい体験ができています。
そして何より、mixiブランドの安心感ってあるなあ!(世代によってそこは異なると思いますが…)
開発や運営の方々に置かれましては、今色々な要望が上がってきて機能拡張などのスケジュールの線を引いている真っ最中だとは思います。
末筆ではございますが、これからも楽しい体験をできるプラットフォームに成長していくことを期待して、この文章を閉じようと思います。
がんばれ、mixi2!!!!!