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抱きたいあの娘。
12中のA級小倉劇場での出来事を聞いてください。
Twitterの勢い感想にも書いたのですが、私、生まれて初めて女性に対して「抱きたい」って思いました。
自分の中にそんな感情があったことにびっくり。
私が抱きたいと思ったあのこは、過去にも何度かお会いしていた。
時には全力で笑わせ、時には「次はまじめな演目やるから!」と美しく客席を酔わせ、時にはそれストリップでやる!?的なモチーフをどエロく昇華させて「よかったでしょ?」なんて笑ってるようなこ。
何が私のそういうツボにはまったのかわからない。
でも、ベットで帯をほどかずに彼女の動きだけで乱れていく襦袢と、白く光る足袋を眺めているうちにどうにも目が離せなくなった。
彼女の足先を包む、真っ白な足袋がとてもいやらしいものに見えた。
いつのまにか凄く前のめりになって盆の上の彼女を見つめていたと思う。
華奢で小柄なのに、おっきくてやわらかそうなおっぱいはふかふかの焼きたてパンみたい。「キュッ」という擬音がよく似合うウエストの曲線から美しく盛り上がったヒップは「ねえ、見てよ」って誘ってくるみたい。
そう思うのが当たり前のように「抱きたいな」って思った。
【ここから多分気持ち悪いので気を付けてほしい】
女同士でも抱く術はあるんだろうけど、なんか男になって抱きたいって思った。あのこのこと、めちゃくちゃ気持ちよくしてあげたい、私の腕の中で汗まみれにして乱れさせてみたいって。
私は女だらけの場所にいると気持ち悪くなるくらい同性が苦手で、恋愛対象も性対象も当然男性なのだけど、あのこのステージを見て初めて女性に対して性的欲求みたいなものを覚えた。
あのこにはきっと、男の劣情をそそるような何かがあるんだと思う。
私の中に初めて芽生えた同性に対してのムラムラは、完全に男目線だもん。
叶う事なら男になって、「優しくするよ」なんて陳腐な台詞を吐きながらあのこの小さな手を握りたい。めいっぱい優しくして、甘やかして、身も心もトロトロにしたい。あのこの柔らかい部分に触れて、唇から漏れる甘い声を耳元で聞いてみたい。
たった一度のステージで、あっという間に同性に対しての劣情を抱かせる。
踊り子は恐ろしい。
ストリップは恐ろしい。
だけど、あのこの手の中に「堕ちた」と思った瞬間は最高に気持ちよかった。
次に会った時、私はきっといつもの私に戻ってると思う。
でもあのこに会うたびに、また「堕ちる」瞬間を待ちわびてしまうような気がする。
手の内に堕とされて、己の手の内に堕としてみたいと焦がれて。
それなのに自分の意志では指先どころか髪の一筋にすら触れることができない。
先人たちはこうしてストリップの沼にハマっていったんだろう。
踊り子は恐ろしい。
望月きららは恐ろしい。