初めて禅に挑戦した話

マインドフルネスとかヨガとか流行っている昨今。
呼吸法がーとか、姿勢がーとか、ネットで検索して実践してみるものの、なかなか思うようにいかない。
結局、瞑想とかマインドフルネスってなんなん?よくわからないから、プロに習ってみようと思ったいきさつと、体験してみて思ったことのお話。

#マインドフルネス ?ググってみよう。

検索して実践してみたのが下記。

1.胡坐をかいて、天からエネルギーを吸い込むイメージで7秒ほどかけて鼻から息を吸う。
2. 吸い込んだ息が体をめぐるイメージで、7秒ほど息を止める。
3. 体の悪いものを吐き出すイメージで、8秒ほどかけて体の空気を全て吐き出す。
4. 1~3を繰り返し

秒数についてはサイトによってまちまちですが、大体手順はこんな感じ。
これをやると、頭がスッキリして、脳が活性化し、ストレスもなくなると描いてあるのだけど、実際やってみると息は苦しいし、イメージしながら秒数数えて、とにかく忙しい。

当然、頭はスッキリしないし、時間無駄にしたなーと余計にストレスに・・・

#そうだ京都に行こう

Go Toキャンペーン利用したいなとか思いつつも、行きたい場所もないしな。と思っているところに、瞑想とかマインドフルネスって元は仏教でしょ?じゃあ京都に行って学んでみよう!とagodaでさっそくホテルを予約。

京都三条あたりが、動きやすいかな?さてどこで座禅体験できるかな?
三条からも近いし、ついでに祇園あたりも見れるかなってことで、両足院ってところで予約。

#レッツ座禅

おぉ・・・意外と参加する人がいる。
等間隔に並べられた、座布団に座り、副住職さんが説明をします。
内容はざっくりこんな感じ。

1. 初心者向けにするので、警策(肩をバシーンってするやつ)は使いません。
2. 呼吸は、自然にできる感じで大丈夫。
3. 座り方や手の位置等もリラックスできる姿勢で、しびれたら組み替えたりしても大丈夫。胡坐である必要もない。
4. 目はつぶってもつぶらなくても大丈夫だけど、つぶったほうがやりやすいかも。
5. 3段階に分けて体験をします。1「外を感じる」2「内面を感じる」3「ただ座る」
6. 3段階目については、時間の都合で端折りますが、ただ座るだけです。
7. 脳の働きを意識して、やろうとしてることと齟齬を感じてみてください。

ネットで調べたのより、自由でラフな感じです。

#1段階目 「外を感じる」

具体的には、周りの音を聞く、というか感じる。
言葉にすると難しいのだけど、鳥や風の音を聞いていたら、ふと人の声が聞こえて、そっちに意識が持っていかれたら、持っていかれたなーとか、考えながら調整していく感じ?

多分だけど、雑念がない状態でまわりの音を聞いていると意外とうるさいことに気づいたりするんじゃないかなと。んで思考するでもなく、音の種類が認識できる感じ?

#2段階目 「内面を感じる」

具体的には、手のひらの熱さや、風がどこに当たっているか、足の小指ってついてる?とか体の感覚に集中してみる。

副住職さんの説明で、味わうという単語をよく使っていました。
曰く、痒みという感覚を分解していくと、痛み・痺れや快楽の成分があったりするのだとか。

正直、そこまでの感覚は認識できなかったけど、ネットに書いてあった、自分の鼓動を感じたり、呼吸の感じや、体の火照っている部分がどこかーとかそういったものを、ただ感じてる認識はできた気がする。

#体験終了

3段階目はただ座るだけなので、あとはご自由にとなったので、少しだけお堂周りを見て、両足院を後にしました。

#感想

案ずるより産むがやすしという言葉通り、体験してみてより理解できたなと感じました。

「ただありのままを感じる」

言葉にすると、とても安っぽく聞こえますが、人間は嫌なことや、都合の悪い真実には目を背けがちなものだと思います。
ただ、ありのままを受け入れ、状況を把握し、思考を整理していくということが、ストレスの解消であったり、頭がスッキリするといった効果を生むのではないでしょうか?

座禅、瞑想、マインドフルネス等、呼び方は様々ですが、決してスピリチュアルなものではなく、むしろリアリズムを追求した行動であるというのが結論です。

上級版になると、自身のコントロールができているかーとか、できてねーじゃん(バシーン)とか、精神修練みたいなことになるんだろうなー。

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