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omusubi不動産をはじめた理由(前編)人間は悩む。好きなお笑いは仕事にできなかった。

自分が好きなものは人間なのかもしれない。そして、人間性が開花する瞬間に立ち合いたい。

偉そうに書いてから気がつきました。

「で、あなたはどんな人間なの?そのためになんで今の仕事しているの?さあ答えなさい。」

天の声様、ご指導ご鞭撻ありがとうございます。確かにその答えになっていませんでした。

37歳にして思春期のような状態に突入してしまい、なんだか恥ずかしいですが、
「人間・自分・仕事」について真剣に考えてみました。

長文になってしまったので2回に分けて書いてみました。よろしければご笑覧ください。

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正しさに到達できないから人間は悩む。

人間とはそもそもなにか考えてみた。

霊長類ヒト科の動物。もっというと物質だ。

だけどなぜか感情が宿っている。

理由はわからないけど、単なる物質であるという事実と精神性の折り合いに苦悩する。それが人間なのではないか。

苦悩の中には「正しくありたい、倫理的でありたい」という願望もある気がする。

自分もきっと自分の中の正しさに沿って生きている。(それは意識が高い低いという意味ではない。自分は高い系ではないから。)

だけど正しさには注意が必要だ。なぜなら前提条件や個人の価値観によって変わるからだ。

戦争が正義とされていた時代もあるし、とんねるずのお笑いが人気絶頂だった時代もある。今、良いとされていることが100年続くとは限らない。

正しくあることとは、結局のところ自分が生きている意味の追求。

死ぬ時に「後悔してない!やり切ったよ」という満足感を得るためのエゴなのではないか?絶対的な答えではない。誰かの正義は、誰かにとっては暴力にすらなり得る。

人間にとって、地球にとって正しいことすら、宇宙単位で考えた時に本当に正しいのかわからない。

つまり絶対的な正しさも悪も存在せず無である。少なくとも人類はまだそこには到達していないし、できないのではないかと思っている。

だからこそ倫理的であることは難しい。

その結び付けに葛藤することが人生なのではないか。

・・・・、、、、、おお。。

書いてみたよ。書いてみたら、きっと多くの偉人達が擦り切れるほど議論したこと初級編みたいになってしまった。浅いかもしれなけど、そう思うから仕方ない。

答えがない葛藤の結びつけって普通にやると、辛くなること確定じゃない?まじかよ〜。それならポジティブに転換したい!

宇宙とか考えると死にたくなるらしいし、ルールは変えられないってさ。

自分が一番葛藤していたのは中学時代だ。

宇宙まで考えると今後の数十年間の人生が虚しく感じられそうで、苦しんでいた気がする。

国語教師のボギーにポロっと相談したら、

「あんた、宇宙とか考えてたら死にたくなるわよ。やめなさい」

と言われた。

「ボギー、それ教師が生徒に言うことじゃ無くね笑!!」 

そのうち考える範囲を地球までにしようと決めた。

学校という訳わからないルールに縛られた環境もとにかく苦手だった。(尾崎豊のような反骨心ではなく不適合なだけなので、行儀良〜く真面目だったはず。それなりには。)

なんで制服で通学してジャージに着替えて着席した時間が出席認定なの?最初からジャージで来ちゃダメなの?

みたいなことがめちゃたくさんあったので、校則を変える方法はないか先生に聞いた。そんな方法はないと言われた。

なるほどなぁ。これ自分たちのためのルールじゃないんだ。管理するためのルールなんだ。

管理する大人を見渡すと、社会の先生は資料集を忘れただけのあいつをボッコボコに殴ってるし、体育教師は俺の好きな人の背中を触りまくってマッサージだと言っている。

税金から収入を得てる大人の仕事がこれ?結構やばくない?でも友達はみんな気にしないで楽しそうにしてる。えー、ウソまじー。俺、結構嫌なんだけど。

自分は感情の振れ幅が大きく、ワケがわからない現実に疲れまくるタイプだった。

なら自分で変えろと言われればその通りだけど、行動できなかったなぁ。

現実の矛盾をかろうじてポジティブに転換してくれたのがお笑いだった。

めちゃイケ、ナインティナインのオールナイトニッポンは当時の自分に勇気をくれた。

人間のダメな部分は笑いで受け容れる。

「お笑い」は人間のダメさを包容してくれる。だから好きになった。

中学時代に深夜ラジオを聞き始め、高校ではルミネtheよしもとに通い、渋谷のラママでは売れる前の芸人さんのネタを見まくった。

芸人さんには「普通に就職しろ」と言われたらきっと難しいんだろうなと思う方がたくさんいた。

それすらネタにして笑いに変え、輝いている。自分のダメなところも正直に話していて、とても人間的だと思う。かっこいい。 

人間の偏りが好きだな。

「芸人さんのようなアンバランスな人が輝けるようになったらいい。こういう人の力になりたい」

放送作家という仕事が頭に浮かんだ。

好きなことは仕事にできなかった。

表舞台に立つのは性格的に合わなそうだから、大学時代にお笑いの裏方をかじってみた。楽しかったけど無理だった。お笑いのプロは芸人も裏方もみんな個性が強すぎました。

中途半端な自分には、お笑いのもつ暴力性や変態性に飛び込む勇気も実力も斜めの視点もなかった。

そして何より、ライブで余ったお弁当を毎回捨てることが勿体なくて本当に嫌だった。(そんな理由!!!そして環境に目覚める。)

好きなことは仕事にできなかったけど、環境に興味があるかもという謎の気づきを得た。

後編へ続く

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サムネイル:人間マン

人間マンは著作フリーらしい。だれがつくったかわからんが、みんな知ってる。作者は100年後にくらいにわかるかもしれない。

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