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1.鬼って本当にいるんだ

2020年もあと少し、という、本来ならクリスマスだの、イルミネーションだの、お正月の支度だのとウキウキワクワクする時期なのに、はたまたスケボーに行こうか温泉にしようかと幸せな悩みに浸っているはずなのに、今の気分は最高に最悪。気持ちがちっとも落ち着かず、うっかりするとすぐに目頭が熱くなって、人生最大の失意のどん底に何度も落とされまくるという日々を送っているのです。


なんでそんなに落ち込んでいるのかって、聞いてくれますか?


とても一言では語れないので日記風に書こうか小説風に書こうかと迷ってますが、とにかく僕の身に起こった出来事を読んで貰えて、出来ればシェアして貰えて、僕の懸案事項が早期に解決されることを心の底から願っているところです。なぜなら僕は今、三階建ての自宅にひとりひっそりと暮らしていて、ともすれば真夜中に悪いことばかりを想像した挙句に、取り返しのつかない事をしでかしてしまいそうなところもあって、たぶん普通の精神ではないような気がしてきているからです。


三島由紀夫の自害はカッコ良かったよな、なんて事を思ったりして、たとえば僕の死なんかで何かが変わるわけないとは思うけど、それでも今の社会に少し位は問題提起できるんじゃないかな?なんて思ったりしながら、冷たい部屋で朝まで心臓をトクトクさせている毎日なのです。


もっとも、僕が死んだところで妻も妻の家族も痛くも痒くもなんともないのが目に見えています。なんでかって言うとね、それこそ奴らは鬼だからです。

てゆーか、『妻』なんて言うのももう嫌なので、『鬼子』と呼ぶことにしましょう。

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