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雑学としての家庭の小児医学

年の瀬が大晦日に向かって時を経る中、日頃の過ごし方に諸々思うことも増え、最近は体調の問題もあって自宅での静養を中心に過ごす時間も長いのですが、これが気晴らしになるのならと思い夕方に一つ書きます。今回は「雑学としての家庭の小児医学」。

こういったことを医師でもない人間がパブリックな場所で書くべきかは自分でも分からず、ただ、今後自分にその経験が活きることが恐らくもうないと思いつつ、多少は知っていることを書いておけば何らかの有用さがあるかも知れないので書きます。

基本、知る限り母乳育児の方が免疫は強いという話ではあったと思います。ただ、胎児の頃から新生児は母親からの免疫をある程度受け継いでいるという話は聞いたことがあり、免疫の仕組みが免疫の仕組みであったとしても新生児にも一定の免疫力はあるということらしいです。但し、新生児は新生児なりにそれは成人よりは病気にはかかりやすいという話にはなり、特にウィルス性の感冒などでも、言葉を発しないため症状を把握しかねることがあるため状態の把握が難しいこともあります。こうした時期は、体温計や発熱時の熱さまシートの類いを常備しておくのが発症時に対応しやすいものと思います。

私が知る限りで、乳幼児の病気において最も警戒する必要があるのが髄膜炎だったかと思います。これは、細菌が脳の髄膜に侵入して感染する感染症ですが、高温の発熱を伴いますが恐らく強い頭痛なども伴うと思われ、その症状が外部からは判断しにくいこともあり治療が遅れた場合はその後の後遺症にも繋がり得るものと言えます。基本、感冒とは異なると思われる高熱を出した場合は、すぐに小児科医の診察を受けた方が無難かと思います。

歯が生えるころになると、歯のケアも大切になります。虫歯、つまり齲歯は場合によっては免疫および抵抗力の弱い幼児には他の合併症に繋がることもあるので、歯磨きなどの歯のケアには普段から気を遣う必要があります。これも、その症状を外部からは判断出来ないことが多いため、可能なら生えている歯の本数などにより定期的な歯科での検診などの受診が望ましいかも知れません。

少し乳児の話に戻りますが、多分必須でもないものですがHibワクチンというものがあり、これはインフルエンザ菌b型感染症へのものですが、医療機関等で定められた回数接種することで予防になるものです。但し、記憶では多少高価であったかも知れないので、そのあたりを検討の上接種なさるとよいと思います。

他に、溶連菌感染症というのも乳幼児の病気ではよくあると言え、これは喉の痛み、発熱、発疹などを伴う風邪と似た症状の病気ですが、そのままだと何らかの合併症を伴うこともあるらしいので、心当たりのある症状が出た場合は医療機関の受診をお勧めしたいと思います。

医師でもないし、気晴らしに書き始めたものなのでここまでにしますが、治療においては処方された薬を飲ませることにも多少の工夫が必要なことがあり、細粒などならシロップに溶かすなどの方法で与えるとよいかも知れません。また、小児科医はかかりつけの医者を見つけておくことも望ましいと思いますが、あとは、自治体によっては夜間救急などの対応がある医療施設もあるため、そうした場所や窓口なども事前に把握しておくとよいかと思います。簡単ですが以上です。


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