はる

田舎暮らしと都会暮らしどちらの良さも知ってる女。

はる

田舎暮らしと都会暮らしどちらの良さも知ってる女。

最近の記事

+2

冬から春の訪れ

    • 独女の強がり

      30歳を過ぎた女は結婚という言葉に 取り憑かれる。 自分で意識してる場合もあれば 周りが勝手に捲し立てることもある 語りたい時もあれば、 聞きたくない時だってある。 ここでは、 結婚に縁の無かった側の女の話を させてもらう。 地元が人口より牛の数のほうが多い 田舎の街。 嫌いではなかったはずだが、 気がつけば遠く離れ、 その田舎の暮らしとは正反対の都会に 移り住んでいた。 保育園から中学校まで同じだった友達、 高校時代の友達、短大時代の友達、 気がつけばそのほとんどが 愛

      • 牛舎跡地

        冬から春の訪れ

        +2

          雨の憂鬱を少し変えた音

          にぎやかな大阪の街に住み始めて かれこれ7年が経つ。 今の家は消防署も警察署も近い。 治安の面では心配なさそうだと思い住み始めた。 徒歩圏内には スーパーもコンビニもドラッグストアも 居酒屋にカラオケやジムだってある。 そしてなりより、駅近。 わたしは田舎の街で生まれ育った。 町の人口が牛の数より少なく 一番近くのコンビニやスーパーまで 5キロ以上離れていたり 最寄駅という概念がなかったくらい 電車というものは身近になかった。 そんなわたしには 今の暮らしは便利でしかない

          雨の憂鬱を少し変えた音

          ハーバリウム体験

          ハーバリウム体験

          +2

          牧場娘の遊び

          牧場娘の遊び

          +2

          母との電話

          父があわくって牛舎横の畑を耕し始めた。 昨日、閑古鳥が鳴き始めたからだ。 昔から閑古鳥の鳴き始めがとうきびの種植え期の合図だと言われている。 それは地元での言い伝えなのか 先祖だいだい伝わってきたのか 日本全国で言い伝えられているのかは 聞いていないからわからない。 わたしがちいさい頃、 父は仕事人間には到底見えなかった。 それは酪農家ゆえ 子どもの未来を縛り付けないよう 作られていた人物像なのかもしれない。 継がなくてはいけないと思わぬように 酪農

          母との電話